勉強を教えていて、設問が『解けない』ことはさして問題視しません。だって、そもそも解けるぐらいなら塾なんて来る必要ないですからね。笑
一番問題なのは『解こうとしない』こと。もちろん、それもレベル差やモチベーションも関係してくることなので、簡単に一括りにして考えることはできませんが、「どうせ自分にはできない(難しい)から…。」と諦めてしまって、設問自体に取り組もうとしない子がたくさんいます。
言葉としては、“解ける”の反対語は“解けない”だと思います。でも、勉強をしている中では、国語的な言葉の話ではなく、過程の話になるので“解ける”の反対語は“解かない(解こうとしない)”であって、決して“解けない”ではないと思います。
結果ではなく過程重視で!!
“解けない”はあくまで結果であって、解こうとがんばっているということは、必ず次につながる何かが起こります。
とりあえず、公式は覚えた!!
途中の式まではできた!!
自分なりに最後まで解いてみた!!
自分の間違えているところを見つけた!!
などなど…。
その一歩一歩の積み重ねが、最終的に自力で問題を解けるようになる力へとつながります。が、“解かない(解こうとしない)”子には成長のきっかけそのものが訪れない。それこそが一番の問題であることに気付き、まずはその姿勢をかえるところからがんばって欲しい。勉強って、と取り組む姿勢こそがなにより大切なんです。
だからこそ、“解けない”子には怒ることはないし、何度でも教えるけど、“解かない(解こうとしない)”子はその姿勢を怒ります。
いろんな場面で言うことですが、結果はあくまで一つの結果に過ぎず、本当に大事なのはそこまでの過程であることを子どもたち自身にもしっかり認識して欲しいし、保護者の方々にも理解しておいて欲しいと思います。目に見える点数よりももっと大切なものをきちんと身に付けられて子は、そこからどんどん成長を見せてくれます。
正しい理解と賞賛をもって、子どもたちの成長を応援していきましょう♪♪