「聞き分けのいい子、素直な子だったらどんなにいいだろう…?」
こんな風に思われる保護者の方は多いと思います。というか、大半の保護者の方はそう思われているんじゃないかな?
ましてや、日本人の国民性というか日本人の気質というか、集団に溶け込める子がいい子であって、はみ出してしまうことの多い子は何かと問題視されたり、怒られることも多いですよね?だから、保護者の方も「すみません…。」と頭を下げる機会が多くなるため、そうならないためにも『みんなと同じ』を望まれる保護者の方が増えてしまうのもわかる気がします。
でも、もしそんな子どもたちの方が、“将来大きく成長する可能性が高い”となったとしたら、あなたはどういう子育てを選びますか?
海外での研究結果の翻訳されたもので、以下のような記事がありました。
意志が強く、時に言うことを聞かない子どもを育てていると、困ったことが次から次に起き、親はくたびれ果ててしまいます。でも、程度の問題とはいえ、わんぱくで聞き分けのない性格には、メリットもたくさんあるのです。子どものころに反抗的だった人のほうが大人になってからの収入が高く、起業家になる可能性が高まるとの研究結果もあります。
より知的能力が高い子どもは、権威に反抗し、現状を疑う結果、既成概念に縛られない発想が身につきます。新しいアイデアを思いついたり、ビジネスを始めたりするときには、こうした特徴が独創性という形で優位に働くのです。未来の起業家は、子どものころから規則に縛られない傾向が強いというわけです。
コロンビア大学の臨床心理学者であるLaura Markham氏によると、意志の強い子ども(「元気」「頑固」「やんちゃ」さらには「勇敢」といった言葉で表現される子たち)は、自発性が高く、内部志向型で、大人になると指導的立場につく人が多いのだそうです。こうした子どもは周囲の目などは気にせず、自分がやりたいことに向かって突き進む傾向が強いと言います。彼らは「ほかの人が言うことを鵜呑みにするのではなく、自ら進んで学ぼうとするので、何度も既存の限界に挑むことになり」、さらにこうした傾向は人間関係にも影響を及ぼすようです。こうした子どもの持つ優れた判断力は、「髪を切りなさい」「野菜を食べなさい」「コートを着て出かけなさい」といった命令に反抗するだけではなく、信頼し、従い、影響を受けるべき相手を見極める上でも発揮されます。
保護者や大人の側からすれば、意志が強くて頑固な子や反抗的で言うことを聞かない子は本当に大変です。
でも、それが将来的に大きく成長して、社会的に大活躍してくれるサインだとしたらどうです?ちょっと許容範囲を広げて、子どもたちのちょっとしたおちょめを大目に見守ってやろうかなって思いません?
今、いろいろと大変なことが多いかもしれませんが、それは大器晩成への道標だと信じて『他の子と違うのはいいことだ!!』の思いでのびのび育ててあげましょう!! \(^o^)/