発達障がいのある子たちの伸ばすべきところ②

②『発達障がいというものをどう考えるべきなのか?』

そもそも、その原因すらよくわかっていないと言われる発達障がい。大学で1年間勉強したとはいえ、まだまだその入り口付近をウロウロしている感じで偉そうなことを言えるような立場ではないが、それでも、子どもたちに関わらせてもらっている立場で、少しだけ自分なりの見解を…。

勉強ができて、スポーツが万能で、歌が上手で、絵も上手で、料理もできる。そんな完璧な人間なんてほんの一握りいるかいないかで、人間誰しも、得手不得手があってあたり前。

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足は速いけど、勉強は苦手。

絵は上手だけど、料理は苦手。

歌は上手だけど、スポーツは苦手。

漢字は得意だけど、計算は苦手。

英語は得意だけど、歴史は苦手。

みんなそうじゃないかな?人間の能力なんて、いろんな項目を並べて棒グラフにしたら得手不得手できっちり凸凹になるはず。高いか低いかは抜きにして、すべての項目がフラットだったとしたら、ある意味、すごいことだとも思うけど、おもしろみがないとも言える。そして、そんな人間はほとんどいるはずないと言ってもいいと思う。

そう、みんな能力をグラフにしたら凸凹があってあたり前。

発達障がいと言われている人たちは、その凸凹がほんのちょっぴり大きいだけ。ただそれだけ。

だから何?

それがどうしたの?

凸凹の差が大きいか小さいかの違いだけで、何か線引きをしなければいけないの?

そんな基本的なことを知らない人や理解して受け入れようともしない人に限って、なんだかんだ余計なことを言ったり、苦手なことを無理矢理やらせたりしようとする。

ほんの少しの理解と、ほんのちょっぴりの歩み寄りですべては大きく変わるのに…。

<③につづく>

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