子どもたちの間で『くる病』という聞きなれない病気が増えているらしい。これは、O脚だったり、背中が湾曲だったりと、子どもの骨が発育不良によって起こるもので、その主たる原因はビタミンD不足だというのだ。
そもそも、この病気は栄養状態が悪かった時代の病気だったが、ここにきてこの病気が再燃している理由は、過度に日光を避けることがその一因になっているそうだ。
この『くる病』が多かったのは19世紀~20世紀の初頭に多く、骨が変形してしまう原因は子どもの骨がやわらかいまま十分に成長できないから、結果的に手足や体幹の変形や発育不全へとつながるそうです。
ビタミンDをしっかりと体内に取り込むことがこの病気を防ぎ、罹った場合の回復に向けて必要なこと。特にビタミンDは紫外線が皮膚にあたることで体内での合成が進むそうだ。しかし、地球温暖化の影響で熱中症を避けるためや、紫外線による皮膚がんを予防するために、外で遊ぶこと機会が減少したり、外出時には日焼け止めを塗るなどして紫外線を避けるようにしている習慣が、この病気の再燃の原因だと考えられているようだ。
やはり子どもは外で太陽を浴びながらしっかり遊ぶことも成長にも経験にも必要だし、ひいては病気の予防にもつながるということだろう。
何事も過度にやり過ぎてはいけないが、時間調整や水分補給をしっかり行って十分に気を付けながら、子どもは元気に太陽の下で遊ぼう!!