『同音異義語』第五弾です。
さらにレベルアップして、今日から上級編です。
ここから先は本当に微妙な違いばかり。
漢字を見ると「違いがあるの?」と聞きたくなるようなものがほとんどです。
でもちゃ~んと違いがあるのでご用心♪♪
さぁ、しっかりがんばって覚えましょう♪♪
【上級編(壱の巻)】
「実態」と「実体」(じったい)
「実態」はありさま、実情を意味する。「フリーターの実態」「性意識の実態」など。
「実体」は本当の姿、正体のこと。「彼の実体がつかめない」「実体のない会社」など。
「妨害」と「防害」(ぼうがい)
「妨害」は、妨げたり邪魔すること。「走塁防害」「営業防害」など。
「防害」は害を防ぐこと。「妨害用の道具で危険を免れる」「防害知識があれば大丈夫」など。
「陰」と「蔭」(かげ)
「陰」は「陽」の反対であり、物の裏側。「山の陰」「陰口」など。
「蔭」は草木に遮られ、日の当たらない場所。また庇護の意味もあり、「お蔭様」などに用いる。
「招集」と「召集」(しょうしゅう)
「招集」は「株主総会の招集」「社内会議の招集」など、一定の規則に従って人を集めること。
「召集」は「軍人の召集」など、上級の者が下級の者をなかば強制的に集めること。
「合わせる」と「併せる」(あわせる)
「合わせる」は二つ以上のものを、ぴったり一緒にすること。「割れ目を合わせる」など。
「併せる」は二つ以上のものを調和させること。「ネクタイを服に併せる」など。
同音異義語⑤