それはごくあたり前のこと。
考え方が違うということは、もちろん感じ方も違う。
そこには自ずと“温度差”が生まれる。
親と子。
先生と生徒。
上司と部下。
様々な人間関係の中で生まれる“温度差”がいい意味で刺激になることがあれば、悪い意味で問題となってしまうことも多々ある。
だからと言って、それを避けるために一から十まで思いや考え方を伝えて相手に理解を求め、それでようやく成り立つ関係はそこまでの関係だし、ある程度、その意図を汲み取れるようになって、自力で“温度差”を埋められるようになってきたとき、初めて信頼関係が生まれたり、その人自身の成長につながっていくのだと思っている。
決して簡単なことではない。
楽して埋められるような力でもない。
時には第三者の力を借りることも必要だろう。
相手が熱ければ熱いほど、その“温度差”は大きくなるし、埋めることは難しいだろう。
ただ、どう転んでも、本人がそれを求めたり、それに対して努力をしようとしない限り、その“温度差”が埋まることはない。
もちろん、そこに絶対的に必要なことは相手を信じる気持ちが必要だということ。
まずは自分に何かを与えてくれる(与えてくれようとしている)人を信じ、その人の言葉に耳を傾け、自分のできる最大限の努力をしてみよう。
そうすればきっと“温度差”が少しずつ埋まり、もっともっといい関係になれるはずだから…。