我らが日本代表がアウェーの地でサッカー王国・ブラジルに挑んだコンフェデレーションズカップ。
長友選手が試合後のコメントで「中学生とプロのレベル。…それぐらい違いがある。」と言っていたように、それぐら力の差が歴然とした試合だった。
それはそのまま、日本のサッカーと世界のサッカーの差だと言わざるを得ないだろう。
でも、ワールドカップを含めて、日本代表がこんな世界の舞台で戦うなんてことが夢のまた夢だった時代から考えたら、確実に日本のサッカーはレベルアップしていることも事実。
今回の試合を見ていて、大学時代、同級生のサッカー部の友人が卒論のテーマとしてサッカーの試合における"魔の時間帯"について研究していた内容を思い出した。
前後半ともの開始直後また終了直前の３分間を"魔の時間帯"と呼ぶらしく、その時間帯が意外と得点が多いというもの。
開始直後で気持ちと体がまだ完全に試合に馴染んでいない時間帯だったり、終了間際で少し気が抜ける（!?）時間帯だったりすることが得点につながる一つの要因なのかもしれない。
でも、逆に言えば、そこで得点できるチームはそれだけの準備ができ、気持ちや集中力のコントロールがきちんとできているからこそ、そこで結果に結び付けることができるのではないだろうか？
今回の試合でブラジルがあげた３得点。
前半開始３分後、後半開始３分後、後半終了３分前という、すべての得点がまさに"魔の時間帯"。
その時間帯でのチャンスをきちんと結果に結び付けることができる力を持っているブラジルの強さが際立った試合であり、そこが今の日本と世界の壁なのかもしれない。
１点目、２点目もすごかったが、３点目、あの時間帯での自陣ゴール前からの電光石火のカウンターからの得点は圧巻だった。
２－０で勝っていて、試合終了を目前にしてのあの時間帯にあれだけの集中力とパフォーマンスが出せるブラジルは、やっぱりすごいとしか言いようがない。
まだコンフェデレーションズカップはグループリーグだし、ワールドカップ本番までは１年という時間がある。
そんな中で、目標に向けて一つでも多くのいい結果が残せるよう、日本代表に期待しつつ、今後も応援していきたい。
がんばれ、日本!!!!
