お米に関する土地の単位

今でも土地の広さを表す単位で、よく「坪」は使われますね。
この他にもお百姓をしている人などからは、「反(段)」という単位も耳にします。
個人的には、自宅の住所に「畝」という字がつきます。
この字がつくということは、その辺りが昔田んぼであったということ(=田舎)を表すんですけどね。(笑)
じゃあ、この単位は一体何を基準に定められたものか知ってますか?
まずは「坪」。現在でも土地の大きさや家の大きさを表すのによく使われます。1坪=3.3㎡。1.8m×1.8mでちょうど畳2畳分の大きさです。
この単位の基準は、1人が1日に食べる分のお米が取れる田の面積を基準に定められており、この単位を基にして、その他の単位が決まっています。
次の単位が「畝」。これは1人が1ヶ月(30日)に食べる分のお米が取れる田の面積。1畝=30坪。
その次の単位が「反(段)」。これは1人が1年(360日)に食べる分のお米が取れる田の面積。1反(段)=12畝=360坪。
ちなみに、この1反(段)の田から取れる1年分のお米の量(容積)をあらわすのに「石」と単位を使います。これが、時代劇などの中でよく耳にする「石高」の「石」の基準です。
ここまで読んで「んっ、おかしくない?」と思ったあなた。
たしかにここに記載した数字には、現在よく聞く単位の数字と違う数字が入っています。どれだか分かりますか?
現在では、通常1反(段)=300坪で表されます。
じゃあ、どうして数字が違うのか?
それは、この単位を定めた時代から農業革新が進み、肥料などの普及にともない同じ田から取れるお米の量が増えたため、豊臣秀吉の時代に1反(段)=300坪に改められたそうです。
どうです?勉強になりましたか??
エッ、そんなこと知っていても役に立たないって???
まぁ、そう言わないで!!雑学は基本的に役に立たないものなんですから♪(笑)

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