中間考査を無事(!?)に終えた中学生の授業。授業の開始時に、すでに学校で返却されたテストの結果(解答用紙)を報告。
本人曰く、
「まぁまぁでした。」
とコメントするので、ちょっと意地悪く、
「何を基準にまぁまぁなの?」
と聞いてみると、
「去年のテストに比べたら。」
と答える。
本人、中学3年の受験生。やる気が低く、勉強もサボりがちだった中学2年生の頃と比べての評価。おまけに、それですら「まぁまぁ。」なのだから、まだまだ自分が受験生であるという自覚自体もかなり低い。逆に、この時期にそこの意識レベルが高い受験生の方が少ないのだが…。苦笑
次に向けて最初にすべきこと
続けざまに、またちょっと意地悪な質問。
「この結果を受けて、次にどうする?」
返ってきたのは想定通りの
「特に英語が悪かったので、単語や熟語を覚えて、次のテストでがんばります!!」
という回答。
こう答えてくる子どもたちのなかでは、今回のテストはすでに終了しているのです。ここからが本番なのに…。
これまでに、本ブログでも勉強の仕方として何度か触れていることだし、子どもたちには事あるごとに伝えているのですが、なかなか浸透しないし、大切なことなのでこちらも何度でも触れたいと思います。
次に向けて最初にやるべきことは、テストで自分が間違えたところの解き直しと、そこを確実に自分のものにするための勉強です。
仮にテストで70点取れていたとしたら、本人はその取れた点数だけを見て話をしますが、結果として一番受け止めないといけないのは、『30点分できていない』という自分の弱点を見つめ直すこと。それをせずに、結果だけを見て、そのテストを終わったことにしているから、また次に同じところを間違えたり、成績が伸びなかったりするのです。
こちらが言っていることは、勉強をする上ですごく当たり前のことなんだけど、できていない子がほとんど。今はこうして偉そうに言ってるけど、自分が学生時代にも全然できていなかったことなんですよねぇ…。苦笑
先生の昔の失敗を糧に、子どもたちにはどんどん成長して欲しいです☆笑