モチベーション

motivation=『動機付け』。
人が行動を起こす上で、非常に大切な要因の一つ。
これがあるかないかでは、その行動の「導入」「過程」そして「結果」に大きな開きが出る。
ここ数日、このモチベーションの大切さを改めて考えさせられる出来事や話がいくつかありました。
ある人は、アスペルガー症候群という障害を抱えながら、社会的に自立しようとがんばっているそうです。まわりの人たちも精一杯応援しながら…。
でも、労働に対して、どうしても働く気力が湧かないそうです。
「どうして働かなければいけないの?」「何のために働くの?」
本人にとっては、とっても大きな悩みだと思います。
ある人は、職場での言動が、周囲の人たちにとって目に余るものがありました。きちんと仕事をしない上に、会社への報告では虚偽の内容。
「自分だけじゃなくて、他の人もしていることでしょ?」「何で自分だけが怒られなきゃいけないのか?」
上司や周囲の人たちから自分に向けられる対応が、自分自身の行動に起因しているということにまったく気が付いていない。だから逆に被害妄想。
10代や20代の若者ならまだしも、社会に出て何十年も経つような人が言うセリフとは思えない言葉。
結局、その人はその職場を去ることになりました。
ある生徒は、自分の進むべき道について悩んでいます。
「将来の目標が見つからない…」「何のためにがんばるのかがよく分からない…」「今は特にしたいことがないし…」
子供たちが自分の将来について悩むことはとても大切なこと。
壁にぶつかり、もがきながら、自分で自分の道を見つけて欲しい。
いろんな人が、いろいろな立場で多くの悩みを抱えている。
モチベーションがしっかり出来れば、その状況を打破できる第一歩になるはず。
まわりからの関わりの中で、モチベーションを生み出したり、きちんと持続させることは本当に難しい。
特に子供たちにそれを伝えるにはどうすればいいのか、いまだにこれという答えが見つからない…。
まわりである程度のフォローは出来るし、応援も出来る。
必要なら、一緒に悩んであげたり、手伝ってあげることも出来る。
でも最後の最後は、自分で夢や目標を見つけ出し、そこへ辿り着くために自分自身でがんばるしかない。
だって、他の誰のためでもない、自分自身の人生だから……。

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