『使える』ということと『使いこなせてる』を勘違い。

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GW後半戦に突入し、祝日は昼間のお仕事がお休みになるため、いつもよりは少し時間にゆとりのある中で、教員免許更新講習のeラーニング(詳細については、2018年4月16日付本ブログ『教員免許更新講習とeラーニング』ごご参照ください。)始めてみました。

トータル30時間の聴講と、その後の事後評価とWebテストまで含めたら、総計何時間をこの更新講習に費やさなければいけないのか?と考えたら、できるときに少しずつでも進めておかないと、結局、最後に切羽詰まり、焦ってやらなきゃいけなくなるのがいつものパターンなので…。苦笑

実際、eラーニングを通して勉強していると、勉強になることが多い。って、勉強しているんだからあたり前の話なんですけどね。笑

せっかくなので、本ブログでも、この更新講習を通して学んだことや気付き、いろんな情報などをお伝えできたらと思います。

情報収集能力と情報活用能力

一口に“情報”と言ってもそれは段階によって大きく異なり、それを子どもたちがどれだけ収集でき、活用できているかが大きな鍵であることは誰でもわかること。では、実際に子どもたちの力はどうなのか?

講習内容によると、情報を読み取る力は十分に備わっているらしい。ただし、整理された特定の情報を読み取るレベルの話。すなわち一元化された情報であれば、そこからの情報収集能力はあるということ。

しかし、多元化された情報からは、その情報の本質を見抜いたり、その複数の情報の中から特定の情報を得て、それを関連付け、本当に必要な情報でを得る力が非常に弱いという。それは、実際に現場で指導をする中で、パターン問題は強いが、文章題などの問題になると一気にその正答率が下がることと同じことだろう。それも、難易度の高い文章題ではなく、単なる初歩的な文章題レベルでもその傾向は顕著である。

結局、点と点をつなぐ力、すなわち関連付ける力が子どもたちに備わっていないのだ。

ICTとの関わり方

今回の講習内容のテーマは“ICT”。“ICT”とはInformation and Communication Technology)の略であり、「情報通信技術」のことである。簡単に言えば、コンピュータだったり、タブレットだったり、スマホだったりといった機器を有効に活用することで、現代の情報化社会の中でいかに学びのレベルや効率を上げていくかが大きな課題であり、併せて今の教育現場でも求められている力であるため、教える側の教師にもそこが求められているのだ。

そんな中でこんな趣旨の説明があった。

「情報は得られる。でも、その情報の関連付けができない。だから問題解決ができないのだ。」

と。

今の子どもたちは、小さい頃から“ICT”機器には晴れている。それは『使える』ということであり、『使いこなせている』という意味ではないということを大人はしっかり認識し、理解しておかなければいけない。

単に入力をし、それに対する反応を受け取るだけでは『使える』にすぎない。それらを有効に活用し、的確な問題解決につなげてこそ『使いこなせている』と言える。結局、そこまで行き着いていないから、そこに対する教育が必要なのだ。

さらに言えば、子どもたちからの情報発信においても同じようなことが考えられる。自分たちからの一方的な情報発信は得意だが、相手の状況に応じて情報発信をするのは非常に苦手だ。それも、もしかしたら、『使いこさせている』のではなく、ただ単に『使える』レベルの“ICT”機器の利用の弊害なのかもしれない。

関連付ける

子どもたちがそうであるように、我々大人もいろんなことを関連付け、しっかりと本質にたどり着かなければならない。特に教育に携わっている人間としては、それを次世代を担う子どもたちにきちんと教え、導くことが求められている仕事であるからこそ、子どもたちの力の現状を知り、本当に必要な力を見極め、それを伝える術を考えなければならない。

そこを大人が勘違いして、「今の子どもたちは機器は使えるから。」なんて、目に見ている表面的な部分だけを捉えて評価をしていては子どもたちの成長はそこで頭打ちになってしまう。

そういった意味でも、子どもたちに関連付ける力が求められているのと同様に、我々大人も関連付ける力をしっかり養わなければいけないのだ。

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