難しいですねぇ…

ある職場で来年度からパートで働ける人を探してて、「いい人いないかな?」ってことに…。

条件に折り合いそうな知り合いに声をかけてみたものの、それぞれに仕事を持っている上での話になるために、そうそう話がうまくはいきません。

そこには、男女といった性別と労働条件という2つの問題が絡んできます。

1997年から改正され、施工されている男女雇用機会均等法。
もちろん、その法律の存在は知ってますし、仕事をするにあたって男性・女性という性別で仕事を分けて考えるつもりもありません。

でも、仕事の内容や必要性によっては暗黙の了解のうちに性別の区分があったり、労働条件を考えると結果的に無理?と思わざるを得ない場合も多々あって…。

例えば、Selfishの仕事でもそう。
子ども自身やご家庭のご希望により、担当する先生が男性(女性)という部分が条件に盛り込まれる場合はかなりあります。

それは子どもたちの成長と学習環境を整える上では必要なことなので、もちろん、それに合わせて人の配置(採用)も考えないといけません。

今回の話もそう。

基本的には男女に関わらず、募集される話。
でも、現場で必要とされるのは男性というか男性が希望。
それは、単純にその現場の男女比の関係であり、仕事の負担がどちらかに偏るのを防ぐためのもの。

「じゃあ、男性を雇用すればいいじゃん。」っていうのは簡単ですが、そこに労働条件の壁。
というのも、1日6時間程度のパート勤務で時間給もそれなりのもの。
それでいて勤務は週に5日と拘束日は多いので、他の仕事との兼務というのもなかなか難しい。

特に家族の中で生計の主体となっている人や独身の人であれば、生活が成り立つだけの報酬を得られる仕事のボリュームではないため、その立場にある人が就ける仕事にはなりにくい。

となると、どうしても家庭において扶養家族として生活、もしくは生計の主体者が他にいる場合がその対象となるというか成らざるを得ない。
結果的に現場では男性を希望しているが、現実問題女性になるのではないかな?って感じ。

男性が求められる職場では男性が働ける条件をなんとか整えて欲しいものだが、男性のためだけになんて言うとまた頭のお固い方々は「法的に言ってですねぇ…」なんてこと言い出すんでしょうね。(苦笑)

法律と予算と労働条件などなど、働く環境は制約がいっぱいでなかなか思うようにいかないのが現実。
難しいですねぇ…。

-ひとり言

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)