今日、授業に来た中学1年生のYくん。
今月の頭に行われた習熟度テストの結果を持ってきました。(こちらが持ってくるように指示をしてですが…。)
結果はさておき、今、彼に指導をしたいのは、テスト前の対策とテスト後にやるべきこと。
中学生になったばかりでまだまだテスト慣れしていないので、ある程度大変なのはこちらも理解した上で、今後のためにもそこはきちんと教えなきゃいけません。
ちなみに先週出していた英単語の課題も「プリントを無くした…」という理由で、きちんと勉強をしてきておらず、結局、今日やる予定だった単語テストもできませんでした。
一事が万事こんな感じ。
いったい誰が誰のために、そして何のために勉強をしているのかということがまったく分かっていないというか、他人事のように思っているのが一番の原因だと思います。
これはYくんに限ったことではなく、最近の中学生の大半はそんなもの。
すなわち、今は中学生の子に勉強を教えるときには、勉強する意味から教えないといけないのです。
そんなんだから、勉強のやり方なんてわかっていないのがあたり前。
必然的に、テスト前後の対応がとても大切になってくるのです。
子どもたちにとって、テストは受けるまでがすべて。
答案が返却されて、点数を見たら、そこから先それはもう単なる紙切れと化してしまいます。
そんなことやってるから、いつまで経ってもできない問題はできないまま。
ということで、今日Yくんに出した宿題は、5教科の間違えた問題を全問やり直してくること。
もちろん、学校で配られていた模範解答と本人の解答はこちらが預かっています。
わからないところは、教科書や資料で調べる。
解けない問題は解けないなりに苦労するか、その問題がわかる友だちにでも教えてもらって解いてくる。
その努力の過程が必要であり、間違えたものをそのまま放置するのではなく、きちんとできるようにしておくことが次につながるのだ。
もちろん、ちょっと頭のまわる子にしてみれば、こんな宿題たいした問題ではない。
模範解答は先生に回収されていても、友だちは持っているのだから、ちょっと頼んで借りれば済むこと。
でも、もしそうやって宿題をやって来たとしたら、そんなの宿題のプリントを見れば一目瞭然。
そんなことで誤魔化されるほど、甘くはないですからねぇ。(笑)
加えて、先週の宿題としてこなし切れていなかった単語の宿題も倍の量になってYくんに手渡されていることは言うまでもありません。
こんなに山のような宿題を出しておいてなんですが、本当な基本的に宿題を課すの、そんなに好きじゃないんですよね。
言われなきゃできないような人間に育って欲しくないので、やるべきことの指示まではしても、後は本人の気持ちというかやる気に任せることが多くて、それをしてこないからと言って咎めるようなことはしないのがいつものやり方。
だけど、それが効かない場合は、こちらもある程度荒療治をしないと、行く行くはその子自身が困ることになっちゃいますからねぇ…。
ということで、今回は心を鬼にして、大量の宿題を出しました。
もちろん、その意図と量についてはちゃんと保護者の方に説明しています。
この難関をYくんはどういう対応で乗り越えるのか?
来週、教室に来た時にはいったいどう状態なのか?
不安半分、期待半分…。
今すぐにはまだまだ無理かもしれない。
でも、ちゃんとそれができるようになる力を彼の中に身に付けてあげたい。
そのための試練。
そのための宿題。
がんばれ!!(^^)/