文部科学省が発表した平成22年度の「児童生徒の問題行動等に関する調査結果」によると、岡山県は、在籍児童(生徒)数に対する不登校児童の割合(出現率)が、小学校が全国で第1位、中学校でも第6位という結果だったらしい。
【不登校】…病気や経済的理由以外で年間に連続、断続して30日以上欠席すること。(文部科学省)
この結果を受けた県教委のコメントでは、「岡山県内の出現率は10年ほど前から全国平均を上回り続けている。」というものだが、ワースト1やワースト10内の出現率をもってして、“平均を上回っている”なんて呑気なことを言っている場合じゃないような気がするのだが…。
不登校といっても様々な状態の子たちがいるので一概なことは言えないが、単純にたくさんの子どもたちが問題や悩みを抱え、困っているという事実は間違いない。
Selfishでも何人かの子どもたちの支援をさせていただいているし、他の団体やいろいろな機関で支援を受けている子どもたちもたくさんいる。
でも、その子たちはある意味まだ幸せなのかもしれないと思ってしまうことがよくある。
その子たちは、何らかの支援が受けられたり、関わりを持ってくれる人たちがまわりにいるってことで、それすらできない子たちの方が相当数多いはずだから…。
岡山県には不登校という形で学校と距離を置いている子どもたちが日本でもトップクラスで多いという事実は、正直ショックだったし、悲しい事実として受け止めなければならない。
それ以上に大事なことは、そういった形で『SOS』を発している子どもたちに対して、何がしてあげられるのかということをしっかり考え、本当にその子が必要としている支援を一番いい形で行なっていってあげることだろう。
支援の輪を一人でも多くの子どもたちの笑顔につなげたい…。
まずは、地元岡山の実情を少しでも改善できるよう、みんなで力を合わせてがんばりましょう!!
岡山県がワースト1