セロトニンファイブ

先日、このブログでも紹介させていただいた本を少しずつ読み進めてます。
内容にすごく共感するところや勉強になるところがたくさんあって、いろんなことを考えながら読んでるとなかなか前に進まなくて…。
これは決して集中して長い時間本が読めてないことのいいわけじゃないですよ。(笑)
でも、ほんとこの本はたくさんの気付きや教えをくれるので、一気に読んじゃうのがもったいないっていうか、一気には読めないです。
今日はまたこの本の中からすごく勉強になったところをご紹介。
脳内の分泌物の中に“セロトニン”という物質があります。
発達障害の場合、このセロトニンが不足していることが多く、そのために、身体を揺するとか膝を抱えるといった行動をすることで生命の防衛を図っているのだそうです。
だから、発達障害の子どもたちにとってはこういった行動はとても大切なことであるということを理解して対応してあげることが必要なんですね。
それ以上に、セロトニンを分泌しやすくすることができたらとってもいいことですよね?
なんと、この本にはその方法が書いてあるんです!!
そもそも、このセロトニンを脳内に分泌してくれるのは、安心感や成就感(自己肯定感)なのだそうです。
すなわち、子どもたちに安心感や成就感(自己肯定感)をどんどん与えてあげることでセロトニンに分泌をしやすくすることができるってことです。
ということは、まわりの人間の子どもたちへの関わり方次第で、どんどんその手助けをすることができ、子どもたちによりよい環境を提供してあげられる。
もちろん、それが専門的な知識を必要とすることで難しいことであればなかなか実行することは大変ですが、この本によると少しの努力で誰にでもできそうなこと。
その方法は…
①見つめる
②微笑む
③話しかける

④触る(触れる)

⑤ほめる

この5つ。
これを、『セロトニンファイブ』と言うそうです。
この本にはこの後、こう書かれていました。
『これは教師の技能に関わるものだ。子どもの目を見つめて微笑むという行為は、一見簡単そうであるが、やってみると難しいことがわかる。ほとんどの教師の目は、きついのである。
だからこそ、練習が必要になる。最低でも鏡を見て、笑顔の練習をする必要がある。
そして、これが身に付くと、教室は激変する。』
学校現場向けの本なのでこういう書かれ方をしていますが、もちろんご家庭内においても同じことが言えると思います。
たしかに、簡単そうに見えてなかなか難しいことだと思いますが、これだけのことをがんばって行なうだけで子どもたちが落ち着いて生活できる環境作りの手助けができるならがんばってみる価値はきっとあると思います。
今日から、鏡の前に立った時には、笑顔の練習しましょうね♪♪

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