“成功”ではなく“成長”を目指して…

人は夢を持つことで、大きな力を得ることができ、「夢を叶えたい」「叶えられる自分に変わりたい」と願うようになる。その瞬間、もうそれまでの自分とは違って変わることができていると思います。願わなかった頃の自分と願っている自分とでは視点も考え方も立ち位置すら大きく変わっているから…。

勉強でも同じこと。できない自分で満足はしていないという人は多い。けれど、そのままではなく本人ができるようになりたいと願わない限り、そこから新しい一歩を踏み出し、前に進むことはできない。

ただ、そこまではそんなに難しくないことで、本当に大切で難しいのはそこから自分の中にある弱さとどう戦いながら立ち止まらず、前に進んでいくかということ。

夢や目標を本気で叶えたいと願う人は、スタート地点に立った後、自分がゴールに辿り着くためにはどうしたらいいのかという方法や可能性を真剣に考える。でも、大半の人は、先に辿り着けなかったときの言い訳を考え始める。そうすることで、弱い自分が崩れてしまわないように、弱い自分を守ろうとすることばかりを考え、どうにかしてスタートしなくていい大義名分を作り出そうとする。

そうやって結果的にスタートしなくていい理由を見つけ、スタートしなかったとしたら、せっかく変わろうと願って変わるきっかけを得ていたのに、その場に立ち止ってしまっているどころか願う前の自分に逆戻りしてしまっていることになる。

大半の人がそうしてしまう大きな理由は、これまでに成功したり、夢を叶えた人たちと自分を見比べて違いを感じ、“成功”できる自信が持てないからである。つまり、“成功”することという結果が一番大切なことだと考えているからだと思う。

たしかに結果は一つの大事な要素であることは間違いないが、仮に“成功”というゴールに辿りつけなかったとしても、辿り着く方法や可能性を考え、一歩目を踏み出し、努力をしながら進んでいく時間の中で確実に“成長”しているという大きな武器を手に入れていることにもっと目を向けて欲しい。

もっと言えば、絶対と約束された“成功”というものは存在しないが、がんばった結果の“成長”は絶対手に入れることができるのだ。

勉強の場面で、自分で問題に本気で取り組もうとせず、「わかりません。」と言って教えを乞うことは簡単だ。それで正解がノートに記され、赤ペンで丸が付けられたとしても、それはその場でのやるべき作業が終わっただけで、決してその勉強ができるようになったわけではない。

子どもたちに一番伝えたいと思うことだが、なかなかうまく伝えることができないことがもどかしい…。

“成功”がすべてではない。“成功”できないのならやる意味がないなんてことは一つもない。最後に“成功”するための“成長”こそ、人間には必要なものであり、その“成長”の小さな小さな積み重ねが、自信を生み、やがて大きな力となって自分の背中を押してくれる。

できなかったときの言い訳や理由探しはもう止めて、できるための方法や可能性探しをしよう!!

“成功”ではなく“成長”を目指して…。

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そうすればきっと、夢への道は拓ける☆

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