家庭教師先で国語の教材を見ていたとき、その中の問題として記載されていた文章を読んでて、思わず反省しました。
「忙」という字の解釈。
この字を分解して意味を考えると「忄」(りっしんべん)に「亡」(ぼう)。りっしんべんはもちろん「心」。すなわち「こころを亡くす」という意味の漢字だと。
「忙しい」という言葉を言い訳にして、いろいろなことを後回しにしたり、おろそかにしたり…。
最近の自分のことを振り返ってみたとき、「忙しいから…」というのを言い訳にして、本来きちんとしなければいけないことを手を抜いてしまっていた気がする。
昨日のブログにも書いた自分なりの反省のきっかけになった出来事も正にこれ。相手に対する“感謝の心”を亡くしてたんでしょうね…。
この文章の中には「忘」という字も同じだと書かれていました。
実は、この文章が書かれている本は以前一度読んだことがある本の中の一節でした。そのときは、同じ文章を読んでもそんなに感じなかったのに、今回はすごく自分の中に響きました。今の自分が正にその状態であり、自分自身の中で気付いているのに気付かないフリをしながら日々を過ごしていたからこそだと思います。
同じ文章を読んだり、同じ言葉を耳にしても、そのときそのときの聞く側の人間の気持ち次第で捉え方は大きく変わりますもんね。
勉強を教えに行って、教えられて帰ってきました。(苦笑)
「忙」