計算の工夫

小学校5年生の算数の内容。
『式の計算』の単元で、計算の工夫を勉強するんだけど、これがなかなか難しい。
簡単に気付ける工夫もあるが、本当に求められている工夫のやり方はちょっと複雑。
普通に計算すれば十分対応できるレベルの問題でも、工夫を考えすぎるために計算を間違ってしまうという結果になってしまう。
たしかに工夫を有効に使えれば、計算ミスを少なくすることもできるし、なにより時間を短縮することに役立つ。
あくまで「きちんと使いこなせれば…」の話。
使いこなせなければ、前述のように間違えてしまうという結果を招く“諸刃の剣”。
一番理想的なのは、たくさんの計算問題をこなす中で自分なりのルールや工夫を自ら見つけ出し、身に付けること。
自分で見つけて身に付けたルールは、決して自分を裏切らない。
そう考えると、この内容が小学5年生の内容として適切なのかどうか?
小数、分数を含む四則計算をきちんと学習し、ある程度使いこなせるようになってから、その一歩先に進むときでいいのではないか?
5年生のこの時期ではなく、もう少し先で取り上げるべき内容のような気がする。
でも、教科書で取り上げてある以上やらなければならない。
う~ん……。

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