来年度の岡山県内私立高校募集定員について

来年度の岡山県内私立高校募集定員が、本日、岡山県私学協会から発表された。

私立高校全体の数字としては、全23校での総定員数が5,550人で、この数字は前年度に比べて45人少なくなっており、3年ぶりに減少に転じているとのこと。

その背景には、来春の岡山県内の中学校の卒業者数が前年度より514人少なくなる見込みである(岡山県教育委員会の発表より)ことから、各校の定員数はおおむね据え置き(20校)もしくは定員削減(2校)となり、ここでも少子化の影響が見られます。

私立高校の場合は、定員数はそのまま学校経営に直接かかわるところであるため、最近の傾向として、各校が特色を出した科やコースが設けられていて、選択肢の幅は非常に広くなってきています。それはそのまま、高校進学を目指している子どもたちにとっての可能性の広がりであると同時に、より豊かな高校生活に直結する内容だけに非常に期待が持てます。もちろん、来年度に向けても、いくつかの学校でコースの新設や変更が盛り込まれているようで、受験生の皆さんは早めに情報収集を行ない、自分の進路選択をする際にしっかり検討して欲しいと思っています。

また、現在は、私立高校も公立高校と同様に、国の施策の一つとして授業料無償化となっているため、費用面においても、公立高校に以前ほどの優位性がないため、非常に選択しやすくなってきています。もちろん、私立高校の授業料すべてが無償になるわけではないし、世帯所得によって無償化の対象になるかどうかも異なるので、その点はお間違えのないように各ご家庭でご確認いただければと思います。今さらですが…。

さらに、このコロナ禍も踏まえてなのかはわかりませんが、23校中16校でインターネットによる出願が導入されるそうです。パソコンで願書に入力するということなので、受験生自身や中学校の先生方の負担軽減につながることは喜ばしいことですが、得手不得手の問題や新しい取り組みに場合は、たいてい何らかの不具合やトラブルにつながことが多いので、受験生の負担や心配の種にならないように、スムーズな受験になって欲しいと思います。

こういった情報が出始めると、少しずつ、受験の時期が近付いていることを実感します。受験生のみんなが主役であり、一番がんばらないといけない受験ですが、我々も全力でサポートがんばります!!

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