本日、就職の関係でとある大学の進路担当の先生とお会いして、お話をする機会をいただきました。
このコロナ禍で、大学側では実習やボランティア等の活動の難しさから、就職に向けて学生の意識が高まらなかったり、そもそも非常に不安に感じていたりといった状況があり、例年以上に就職活動での動きは厳しい状況にあるそうです。それはそのまま、実習生等を受け入れること、そして最終的に職員として受け入れるべき事業所側においても同じで、最終的に採用試験という形で面接だったり、実技試験だったりと学生の一面を見る場面設定は最低限できるものの、やはり、実習やボランティアといった場面で見られる学生の姿は、採用に向けての判断の中で非常に重要なファクターなので、その実施が難しいことは採用活動に向けて大きな痛手であります。
そんなお話をさせていただく中で、このご時世らしい学生の特徴とそんな学生を育てていかれるお立場で先生が感じられていることをこのような言葉で教えてくださいました。
「今の若い世代の学生は、自分の将来や学びに対して、メラメラと燃えるような大きな炎を持っている学生は非常に少なく、小さな灯火をようやく灯しているようなもの。だから、まずは、その小さな灯火を決してしまわないように大事に守り、育てることが非常に大切なのです。」
このお話を伺ったとき、心の中で、大きく頷きました。妙を得ているというか、さすが、学生に一番近いところで日々接しておられ、就職の担当ということで、学校と社会との橋渡しの役割をされていらっしゃる先生ならではの表現だなぁ〜と非常に感心しました。
今の子どもたちへの教育という観点から見ると、このお話は、決して就職を控えた大学生に限った話ではなく、教育を必要としている子どもたち全般につながる話だと思います。
「勉強をする意味がわからない…」
「何をがんばればいいのかわからない…」
「将来やりたい仕事はない…」
先の見えにくい今の世の中で、先が見えずに悩んでいるたくさんの子どもたち。その子たちが灯している小さな灯火を消してしまうことのないように、そして、少しずつ大きくメラメラと燃えるような炎にしてあげられるように子どもたちと関わっていくことが大切なんだという素敵な教訓をいただいた気がし、本当に感謝しいています。
やっぱり、いくつになっても人との出会いからの学びが大切ですね⭐︎