意思統一の重要性。子どもの存在はどこに…

また保護者の方から相談というべきか、報告というべきか、こちらがどう捉えたらいいのか悩むようなお話を聞いた。

話を聞いていると、「ちょっとそれはひどいですねぇ…。」と言わざるを得ない内容だが、見方を変えれば、事前にきちんと対応しておけば避けられた状況でもあったと思える話。

 

そもそも、子どもを取り巻く環境は、大人のそれに比べればかなり狭くなり、必然的に関わる人や機関もさほど多いわけではない。

家庭。

学校。

医療機関。

塾。

などなど…。

関わるところや人が少なければ、それだけ意思統一が図りやすく、みんなで同じ方向を向いて子どもにアプローチできたり、サポートの方向性を決められそうだが、そこは、なかなか難しい。

その原因は、思いの違いだったり、理解の深さの違いだったり、時にはそれぞれの立場でのプライドだったり…。

結果、それにより、問題が複雑化し、信頼関係が崩れてしまうとできるサポートすらできなくなるし、なによりそれは、子どもの混乱以外の何物でもない。

そして、そうやって崩れてしまった信頼関係を取り戻すことは本当に難しい。というより、信頼関係が取り戻せたケースをほとんど見たことがない。

だからこそ、そうならないために、しっかり話し合い、きちんとした共通認識をもち、意思統一を図ることが重要であり、そこに最大限の力を注ぐべきである。みんなわかっているはずなのにできていない…。

ど真ん中に置いておくべき存在の子どもを置き去りにしておいて、サポートも成長もあったものではない。

なんで、みんなわかっているはずなのにできないのかなぁ…。

-代表者ブログ, 発達障がい, 教育について, 教室にて
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