支援学校の高等部3年生のSくんは、先週、修学旅行で東京と千葉に行ってきました。
修学旅行から帰ってきての最初の授業日である今日、授業が始まった途端、というより始まる前から、その修学旅行の楽しかった思い出を、ホワイトボードにいろんなことを書きながら話し始め、止まりそうにない雰囲気。
そのままいくと、授業時間いっぱい話が続きそうな勢いだったので、
「今日の勉強が終わったら、いっぱい話聞かせて!!」
と言うと、ちゃんとすぐに切り替えて、いつもの課題を黙々と、そしていつもより早いペースできちんと仕上げ、残りの時間にたくさん思い出話を聞かせてくれました♪♪
力の素は特別なものではなく…
いつも以上のスピードと正確さ。それは単に
「楽しかった思い出を、先生に話したい!!(聞いてもらいたい!!)」
という純粋な思いであり、そんな小さな欲求。でも、それをこちらがきちんと受け止めてあげることでがんばる力に変わるのです。
子どもたちのがんばる力の素は、決して、特別なご褒美なんかではなく、とっても些細なことで十分。
ちゃんと自分を見てくれている
ちゃんと自分の話を聞いてくれる
ちゃんと自分をわかってくれる
ちゃんと自分を認めてくれる
そんな、大人がその気になって、ほんのちょっぴり時間を割けばできることで、子どもたちって力を発揮してがんばってくれるんですよ☆
でも、それって、我々大人でも同じですよね?笑