子どもさんの状態で気になることがあったり、医療機関等でいろんなアドバイスを受けたりすると、心配や不安が大きくなるのはあたり前のこと。そして、そんな時は保護者の方や周りの大人の方はついつい気持ちが焦りがちになると思います。というか、なってあたり前だと思います。
でも、そんな時ほど、少しゆっくり待ってあげてみませんか?
そんな方に是非読んでみていただきたい1つの記事があります。
3歳になっても言葉を覚えない息子 悩んだある夜、息子の『ひと言』に母が涙
grapeというサイトに掲載されていた漫画の原作車であり一児の母親である方が、息子さんの3歳の時のエピソードを書かれたものです。
その記事の中にもこう書かれていました。
(初めて言葉を発してから息子さんは)
いままでのことがウソのように、その日から息子さんは新たな言葉を次々と発するようになったといいます。
息子さんは頭の中で言葉を覚えていても、口に出してしゃべることができなかっただけなのかもしれません。
そして、その記事の最後はこう締めくくられていました。
言葉を発するのが遅くても、きっと頭の中で考え、一生懸命言葉をつむごうとしているはず。『その時』が来るまで、焦らずゆっくりと見守ってあげたいですね。
今回お伝えしたかったお話は、特に発語に関してだけのことではありません。様々な成長しかり、学習の習得しかり、不登校や引きこもりといった状態しかり…。子どもたちが成長する過程の中で直面するであろう、いろんな問題全般に関して同じことが言えると思っています。
一人ひとりの子どもには自分に合った成長のペースがあります。
そのペースは、決してまわりの子たちと比べて考えるものでもなければ、まわりの大人が勝手に決めていいものではありません。
焦らず、待っていたら、その時間を喜びに変えてくれるような素晴らしい成長を見せ、喜ばしてくれることでしょう。
子どもたちに対してはもちろんですが、保護者の方やまわりの大人の方の背中を押してあげることだけではなく、「ちょっと焦ってるかな?」って感じた時には、優しく肩を叩いて、少し肩の力を抜いてゆっくり進んでいいんだよということを伝えられるような寄り添い方を大切にしていきたいと思います。