日常の中でフッとした瞬間に感じる煩わしさや苛立ち。
そんな時に思う。
自分一人だったら…。
人と人との関わりの中で感じるそんな煩わしさや苛立ちがなくなり、こんな思いをしなくてもいいんだろうなぁって。
でも、もう一つの思いが頭に浮かぶ。
一人だと淋しいよなぁ…。
以前も紹介したことある相田みつをさんの言葉の中でもすごく好きな言葉の一つ。
この言葉は、そんな人間の弱さや弱い心を見事に、そして簡潔に表現している言葉だと思っていたし、だからこそ、それに勝る心の強さもまた必要なんだという教えなんだと勝手に解釈してました。
だから、一人でいても淋しさを感じなくなれば一人でいられる。そんな心の強さが持てたら…って思ってました。
が…。
日々、いろんなことがある中で、それって、まったく逆だったんじゃないかなって考えが頭の中に。
一人でいても淋しさを感じなくなって一人でいられるようになるってことは、逆に自分が弱くなっているんじゃないかな?って。
一人でいるってことは、人と関わらない中で生きるってこと。それが平気になっているのではなく、そこにある大変さから逃げているだけで、決して強くなったわけではない。
そう考えたら、この相田みつをさんの言葉の解釈も、それが人間の本質であり、心の強さを求めているのではなく、そのままでいいんだという教えだと思える。
人と人との関わりの中には大変なことが多い。そんな中で、しっかり自分と向き合え、人と向き合えることこそが本当の強さであり、そこから逃げていたのでは何も始まらない。
一人が気楽でいいとか一人になりたいって思ってることこそが、自分の弱さの表れなんでしょうねぇ……。