自分の小学校時代を思い返してみると、使っていた鉛筆は小学校1年生で2Bに始まり、2年生あたりでBになり、その後はずっとHBを使っていた気がする。
小学校6年生ぐらいから中高生にかけては、ほぼ鉛筆を使うことはなく、シャーペンを使っていたが、その場合でも場面によって使い分けて、いつでもHBの芯を使っていたわけではなく、2BやBといったちょっと柔らかめの芯と使い分けていた気がする。
ある一定の年齢からは、鉛筆はHBが主流であり、オフィスなどでも普通に目にするのはHBばかりだ。と言う人も多いと思います。
そんな鉛筆業界に異変が起きていて、主流だったHBのシェアは激減し、今、鉛筆の出荷数の約半数が2B担っているという。その傾向をこう分析している。
新入生に2Bを使うように指導する(指定する)小学校が増えている。
じゃあ、なぜ2Bを選択するのか?
筆圧が弱い低学年を中心に、より濃い字を書くためや、止めや払いなどの文字の書き方を覚えるには柔らかい方がいいため。
なのだという。
なるほど!!納得です。
でも…。
もう一つ、合わせて考えて欲しいのが下敷き。
最近の子どもたちはキャラクター付きのかわいいものやかっこいいものを使用していることがほとんどですが、総じて硬いプラスチックタイプのものがほとんど。それを使用していると柔らかい鉛筆、硬い鉛筆関係なく、書く際の筆圧はかかりにくい。だから、硬い鉛筆だとどうしても字が薄くなってしまうので、それが柔らかく、濃い鉛筆を使わせることにもつながっている気がする。
少し柔らかめの下敷きを使うだけでも同じ力でノートにかかる筆圧は変わり字が濃くなると同時に、硬い下敷きを使った場合より少し沈みが大きい分、表面をなでるようにサラサラとは書けないので、自然と少しゆっくりで丁寧に書けるようにつながる場合もある。
すなわち、鉛筆という筆記用具だけの問題ではなく、下敷きとトータルコーディネートすることが大切。
道具選びも教育には重要な要素。
キャラクターに釣られてしまうことなく、道具の用途をしっかり考え、本人の成長に合ったいいものを使いましょう!!
って言っても、子どもたちは性能に関係なく、キャラクターに走っちゃうんですけどね…。苦笑