タイトルにひかれて読んでみている本『天才の創りかた』。
脳科学の世界から見た人間の脳の働きと、それに合わせた脳を活性化させ、発達させる方法。
そして、その方法論(!?)を用いて、“天才”を創るための大切なポイントが書いてあります。
この本によれば、脳を活性化させること自体には年齢的な限界はないそうです。
すなわち、人間、いくつになっていても(なってからでも)肉体の衰えとは別に脳を衰えさせず成長することが可能なのだそうです。
特に、まったく白紙の状態で生まれてくる子どもには、小さいときからの育てていく環境次第で、「ああ、この人は“天才”である」と思えるような才能を持つ人間に育てるあげることができる(と思っている)とこの本の著者は書いています。
じゃあ、その方法は…???
育てる環境をどうすればいいのかという、この本の中に書かれている具体的なポイントをご紹介させていただきます。
・夜は明かりを消し、昼は太陽の日差しを浴びることができる環境で育てる。
・できるかぎり母乳で育てる。
・赤ん坊が起きているときには、父母(もしくは、それにかわる肉親)がたくさん語りかけ、体に触れ、刻々と変わる赤ん坊の表情やしぐさを真似てみせ、赤ん坊が自分たちのしぐさや発生を真似たら心から喜んでみせる。
・言葉を真似ることができるようになったら、たくさんの言葉を聞かせ、覚えさせ、外に連れ出し言葉の意味や概念を体得させる。
・実体験の中で、数の存在に気づかせ、数を一緒に数えることで数の概念を覚えさせる。
・たくさんの本を読み聞かせる。
・文字を読めるようになったら、読み聞かせはやめて、たくさん本を読ませる。
・同時に計算問題をどんどん解かせる。
・学校教育での読み書き計算の繰り返し練習の不足を補うために、家庭でも学習を行わせる。特に読書を通した、読みのトレーニングに重点を置く。
・これらは両親(もしくは、それにかわる肉親)の手によって行う必要がある。だから、仕事を持つものは、仕事の量を極端に減らし、もしくは仕事をやめるくらいの覚悟で、赤ん坊と向き合わなくてはいけない。
(本文より抜粋)
どうですか?
読んでみて、意外と当たり前のことばかりのような気がしました。
「それだけで“天才”が創れるのなら…」と思った人も多いはず。
もちろん、この内容は本文の極々一部なので、もっと詳しい内容をお知りになりたい方は是非この本をしっかりお読みになってください。
そしてどんどん実践してください!!
それでも、この本を読んで改めて感じることは、人としてのごく自然の触れ合いや関わり合い方が本当に大切だということ。
それはそのまま子どもの教育につながることになると思うので、子どもたちにとっていいと言われる環境をしっかり作っていけるように努力していきましょう!!
“天才”を創る