そこのお父さん、お母さん、夏休みが残り一週間になって終わりが見えたことでホッとして、胸をなでおろしてないですか?その気持ちは十分にわかりますけど…。笑
しかし、本当に大切なのはここからの残り一週間をどう過ごし、2学期のスタートにうまくつなげるかということ。そこを失敗してしまうと、夏休み以上に大変なことになったり、その失敗がかなり後まで尾を引いてしまうことにもなりかねませんので、気を抜くことなく残り一週間をどう過ごすかをいくつかのパターンに分けて考えてみましょう。
学習編
【夏休みの宿題(未完組)】
今すぐ、壁に貼れるぐらいの大きな紙に残っている宿題を書き出し、夏休み最終日までにいつ何をやるかのスケジュールを書き、一番子どもの目につく壁に貼り付けましょう!!一日ごとのスケジュールでかまいませんが、もしそれでも難しそうなら、一日のタイムスケジュールまで書きましょう。生活リズムの取り戻しにも役立ちます。
そして大事なのはその後。毎日お仕事から帰ったら、そのスケジュール通りに進んでいるかの確認を子どもと一緒に行なってチェックすると同時に翌日のやるべきことの確認をしましょう。そしてもちろん、進んでいない宿題や自力でできない宿題は、一緒に格闘してください。さぁ、お父さん、お母さんにとってもラストスパートです!!笑
【夏休みの宿題(完成組)】
夏休み終了一週間前にしてすべての宿題が終わっているなんてすばらしい☆自分自身の過去にはそんな記憶はなし!!笑
そこまでできている子が小学生なら、実際にはもっと早い時期にすべての宿題、特にドリル系は終わってしまっているはず。その場合、学習するということ自体から離れている時間がかなり長くなっている可能性が高いので、1学期までの復讐と学習習慣を取り戻す感じで、毎日少しずつでいいから勉強時間を確保しましょう。難しい学習内容を習得するといった内容は必要はないので、単純系、反復系の学習で、習慣を取り戻すことを第一に考えましょう。
中学生以上はもうちょっとペースを上げる必要あり。自分たちで分かっている通り、休み明けのテストもあります。『宿題ができた』の意味を、提出できるようにテキスト類が全部済んでいるで終わらせず、苦手なところ、わからないところを減らすまでがんばれたら最高。残り一週間は、宿題が完成しているからこそ、それに使える時間として有効に活かすことが2学期以降の学習成果を上げるための大きなカギです。
生活編
子どもたちの生活リズムは崩れていませんか?夜更かし、朝寝坊はあたり前。ごはんも食べたり食べなかったりとか気の向いた時間におやつを食べたり…。学校が始まると、そんなわけにはいきません。そして、その崩れたリズムは簡単には戻りません。最低一週間。そう!!今日、今この瞬間から学校生活モードに変えていかないと間に合いませんよ。「学校が始まったらちゃんとできるよ。」なんて子どもの言葉を真に受けていませんよね?そんなことぜぇ~ったいあり得ませんから♪♪笑
まとめ
なんて書いていると、あたり前のこと、そしてわかっていることばかりだと思います。でも、そこが落とし穴。人間、あたり前だと思っていることはわざわざしないのです。お父さん、お母さんにしてみれば「そんなこと言うまでもなくあたり前だし、それぐらいのことは言わなくてもちゃんとできるようになって欲しい。」という気持ちから、逆に言われないことも多かったりします。
大人が感じるあたり前と子どもが感じるあたり前が違うということもあたり前だと思ってください。そして、わかっているようでわかっていないのが子どもたち。だからこそ、こういった機会にちゃんと話をし、教えてあげることが大人の役目です。そこを行わず、「うちの子はちゃんとしない。」と怒ってみてもダメですよ。
子どもたちの成長の基本は模倣から始まります。ですから、ちゃんと真似るべき見本を示してあげることが大事なのです。そういった意味で、スケジュールの立て方だったり、確認の仕方だったり、勉強の方法だったりといった部分の具体的なやり方を示してあげることから始めましょう。
夏休み残り一週間のこの時期がチャンスですよ☆