今日何気にテレビをつけていたら、学校での新しい授業のあり方に関するニュースをやってました。
事務機の会社とコンピューターの会社が教育のICT普及促進に向けた“児童一人に一台のPC”プロジェクトとしてノートパソコンやソフトを開発して実験的に学校の現場に導入しているというもの。
テレビの画面に映っていたのは、小学生の子供たちが漢字の勉強をしている場面。
一人一人がパソコンの画面に向かい、タッチペンを使って画面に直接漢字を書き込むと一文字ごとにコンピューターが正解かどうかを判断し、間違いを訂正してくれるというもの。
トメ・ハネまできちんと教えてくれるし、正しい筆順も教えてくれる。
子供たちが自学自習するということで考えたら、とてもいい道具だと思うし、効率良く正しい勉強ができると思う。
あくまで自学自習を前提に…。
それを教室での授業に持ち込むということはどうなんだろう?
そんな機材を導入して授業が進められるようになると、先生の仕事はどうなってしまうんだろう?
その機材の使い方をマスターし、使い方さえきちんと指導できれば子供たちは自分で勝手に勉強を進めることができる。
その空間に必要なのは、機材の使い方の説明やトラブルの対処ができる人であって、決して先生ではない…。
勉強する場面で便利になるのはとてもいいこと。
子供たちの成長の手助けができるものは喉から手が出るほど欲しい。
でも…。
それはあくまで教室という場所で、先生が子供たちに大切なことを伝えるということが前提で、あくまでそれを手助けしてくれる道具。
決して、先生の“代わりをする”ものではないはず…。
これからの教育の現場はどうなっていくんだろう……。
先生の仕事