4月9日付け本ブログ(『The Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子』)でご紹介していました本を入手し、読んでます。集中して読む時間があまり取れないため、なかなか進みませんが…。
読み進めていく中で得た情報をいくつかご紹介したいと思います。その1つ目は幼児期の子どもへの対応。もちろん、この本はHSCについて記されている本なのでその特性を持つ子に対する対応法ですが、内容的には発達障がいの子たちへの対応としても必要なものだと思います。
親が知っておきたい、9つの心得
(1)まずは「変化が苦手」という理解から
(2)時間はかかっても、大抵のことはできるようになります。
(3)問題の原因は、体の不調ではないか考えてみましょう
(4)不機嫌な時は、まずストレスを取り除く
(5)まだ幼い子どもだということを忘れずに
(6)期待しないぐらいが、ちょうどいい
(7)「子どもに選ばせる」のが、自信をつけさせるためのコツ
(8)一つずつ、優先順位を考えて
(9)失敗や、泥んこ体験が気持ちを楽に
まわりが理解をすることで、子どもたちの変化に大きい影響を与えることは言う間でもないことです。ここに挙げられている対応の心得を頭に置いて子どもたちに接するだけで、いろんなことがスムーズに進んだり、お互いにストレスを軽減できることも多々あると思います。
入り口を考える際には、必ず次のステップも視野に入れよう!!
ただ、一つ大事なことは、こういった理解をした上で対応することはとても重要ですが、それがすべてではないこと、いつまでも全部を行なうのではなく、必要に応じて変えていくことが大切です。
おわかりだと思いますが、支援をする段階としては、しっかりと理解した上で必要な支援をして成長につなげることを目指しますが、その子にとって、いつも必ずそういった環境の中で生活できるわけではないということも考えて、環境適応できるように導くことが必要だからです。そうしないと、逆にその子の成長はそこで頭打ちになったり、限られた環境の中でしかできないといったことにつながりかねません。
そういった意味で、こういった情報はあくまで入り口段階の対応として考え、成長に即して少しずつ減らしたり、変えたりするといった変化を加えながら、次のステップへつなぐことが大切です。