子育てについて

今朝、保護者の方からメールをいただきました。
子育てについての講演に行かれての、講演内容や感想。
とっても素敵なお話だったので、是非みなさんにもご紹介したいと思います。
『昨日は「フィンランドの子育て」という講演にいきました☆
北欧の福祉国家フィンランドは、最近子供の基礎学力が世界トップレベルな事で注目されています。
その秘密は修学前教育が徹底されていて小学校に入る前に、ある一定水準の学力を身につけて足並みを揃えて入学する事にあるようです!
そして入学してからも、絶対に落ちこぼれを作らない、たとえ障害があってもある水準までの学力は必ず身につけさせる…それは学校の責任としてやらなければならない事なんですね。
そのため保育園と小学校の先生には高い資質が求められ、尊敬される職業なんだそうです。
親は子供の教育に対してお金は全くかからず(その分税金は高いのでしょうが)、受験も受験勉強もなく塾にいかす必要もない。
つまりフィンランドは一部のエリートを作る教育ではなく、全ての子供たちが自立した社会貢献できる人間に育つ教育をしているという事だと思います!
一方個人尊重の概念が強いフィンランドの家庭では、子供と言えどもその意見は尊重されるそうです。
ですから親は子供の話は最後までしっかり聞き、頭ごなしに意見を押しつける事はないようです。
森と湖の国だけあって、中流以上の人であれば別荘をもっていて大体休日は自然の中で過ごします。
家庭での教育は専ら本をよんでやったり、釣りをしたり、外で遊んだりというもの。
学力の面は学校に任せて安心という事なんでしょうね。
ムーミンのキャラクター、ノンノン(フローレン)とミーってわかりますか?
先生は「皆さんは自分の娘にはどちらのタイプになってほしいですか?」と聞かれました。
昨日は全員一致でノンノンでした。
ですがフィンランドでは圧倒的にミーなんだそうです!ちゃんと自分の意見を持っていて自己主張できる子がフィンランドではよしとされるんですね。
天然資源を持たないフィンランドにとって自然と子供が何よりの財産なのでしょうね(^-^)
日本の社会でも最近は自分の意見をちゃんと持っている社会人が求められているように思います。
しかし一方で親がノンノンの様な優しくて思いやりはあるけど優柔不断で流されやすい子がよし…と思っているのではなかなかそんな子は育たないでしょうね(^^;
まずは親が子供の言うことをとことん聞き尊重するという所から見習いたいですね♪』(一部省略)
どうです?
世界のいろんな国の教育に対する取り組み。
日本で生活していると、その国のシステムや考え方がすべてとなり、それを受け入れて生活していかなければならない。
でも、いろんな国のシステムや考え方を知ることで、もっともっと広がる世界もあるってこと。
北欧の国には、教育と福祉に力を入れている国が多く、その大半は無料でその恩恵を受けることができる。
もちろん、このメールにも書かれていたようにその分税金は高く、収入の50~80%も収めなければいけないみたいです。
しかし、教育(子育て)と老後にはお金がかからないから蓄えの必要もないので高い税金に誰も文句言うことなく、きちっと払うんでしょうね。
どこかの国とは大違いで…。(笑)
『大人も子供も個性を生かして学びあえる学校を作りたい…』そんな素敵な夢を持っているお母さんからの素敵なメールのご紹介でした。
日本も子供たちの教育に対して、こんな素晴らしい環境が整う日が来るといいですね♪♪

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