すごく久しぶりの友人から1本の電話。内容は、高校3年生の娘さんの大学受験に向けてのサポート依頼。
いろいろ詳細を聞いてみるも、大きな問題が2つ。
1つは、実際の入試までの残り時間があまりにも少なすぎること。もう1つは、学力云々というより、ここまでに確立しきれていない学習習慣の中で、どういう準備を進めることが可能かということ。
前者は絶対的にどうすることもできない問題。どんな人であれ時間を元に戻すことはできないため限られた時間の中でやれることを最大限するしかない。
後者は、準備を進める上で大至急決定しなければいけないのが受験科目。現在の大学受験では、複数の科目の中から選択できるケースが多いため、受験科目をどの教科にするかをまず決めなければ準備も対策もできない。
そんな中で、自分の得意教科があれば、それを優先もしくは軸として受験科目を決めていくようにするが、それがなければ消去法で受験科目を決めるしかない。そんな中で、勉強が嫌いだったり、苦手だったりする子にとって、短期間で少しでも点数に結び付けられる可能性があるとするならば、やはり国語(現代文)だろう。なぜなら、他教科のように膨大な量の暗記を必要としたり、理解することは短時間では不可能に近いが、国語はなんだかんだ言っても日常生活の中でコミュニケーションツールとして使用している日本語だから、すべての教科の中で一番馴染みがあるからだ。
といったところで、学習教科としての国語(現代文)は決して簡単じゃないのはみんなも知っている通り。決して付け焼刃で何とかなるものではないが、まったくわからない教科に比べれば少しでも可能性があるんじゃないか?って程度の話。いずれにせよ、受験=競争はそんなに甘いものじゃないので…。苦笑
話を本題に戻すと、そういったいざという時のためにも、そして日頃からの努力で学力の底上げを図るためにも、しっかり活字を読むようにしよう!!ってことが言いたいわけです。そうすれば、最低限、国語(現代文)で受験できるし、全然勉強をしていない他の教科よりは点数がとれる可能性が少しは高い。(はず…。)
新聞や本などを常日頃から読むようにすることが、活字への慣れ、言葉への慣れ、表現力や語彙量の増加、想像力の拡大…などなどにつながり、国語という効果の点数アップという点においてだけではなく、日常生活の上での教養や人間性を高める上でも必ず役に立つ。
活字を読むことは、学習同様、一朝一夕で身に付く習慣ではない。だからこそ、普段から少しずつ活字に慣れておく必要があるし、純粋に勉強をすることに比べれば、少しは気持ちも向くのではないだろうか?
これは子どもだけのことではない。大人にとっても言える話。決して今からでも遅くない。自分自身の人間性を深めるためにも、しっかり活字を読むようにしよう!!