私の考え方の基本には、「成果=能力×努力+外的要因」という式があります。
持って生まれた能力の高さは人によって違いますが、努力の量によってその差は埋められるし、越えられると思うのです。
だから、多くの努力ができる人ほど、評価をします。
- 小路明善 -
アサヒビール社長・小路明善さんの言葉。さすが大企業のトップは必要なことを的確に表現しているなぁ~と感心すると同時に、この式の持つ意味は、ここに書かれていることの真逆の意味をも含まれていると思いました。
能力と努力が掛け算だということは、どんなに高い能力を持っていたとしても努力が『0』であったなら、その能力を無に帰してしまう。ただ、式の上では、そこに何らかの外的要因が加算されるため一見成果そのものが『0』になることはないように見えるが、努力をしない者に加味される外的要因が高くなるとは思えないため、自ずと成果は低いものとなるだろう。
そう考えると、成果を大きく左右するのは能力や外的要因もさることながら、努力の持つ力が大きいということ。
努力は能力をも凌駕し、成果へと結びつく。
子どもたちにもそれを信じて、成長に向けて努力を惜しまずがんばって欲しい。