正しい敬語(3)

敬語の勉強第三弾です。
この時期に、子供たちに面接の指導等をしていると、敬語どころか普通の日本語すら怪しい状態に頭が痛くなり…。
日頃から正しい言葉遣いをしていないと、いざと言うときにきちんとした話すことが出来ないのは当たり前。
敬語に限らず、日常会話でも正しい言葉を遣うように心掛けましょう♪♪
子供たちは、面接できちんと受け答えが出来たのかなぁ…
【訪問先や来客のときの敬語編】
×「◇◇さんはおられますか」
取引先を訪問したときなど、「◇◇さんはおられますか」と尋ねるのは、変な日本語
「おる」は「いる」の謙譲語で、自分や自分の身内に対して使う言葉。正しくは「◇◇さんはいらっしゃいますか」となる。
○「◇◇さんはいらっしゃいますか」
×「コーヒーのほうでよろしいですか」
近年、よく使われる言葉に「◇◇のほうでよろしいですか」という表現がある。だが「~のほう」は、方角や進行方向、あるいは二つのうち、どちらかを選ぶときに使う言葉
「コーヒーのほう」という表現は間違いであり、嫌う人も多いので注意したい。
○「コーヒーでよろしいでしょうか」
×「お名前を頂戴できますか」
「頂戴する」は「もらう」「食べる」の謙譲語であり、「名前を頂戴する」というのは変な日本語
ここは「お名前をうかがってもよろしいでしょうか」「どちら様でいらっしゃいますか」と尋ねるところ。
○「お名前をうかがってもよろしいでしょうか」
×「どういうご用件でしょうか」
尋ねてきたお客に、「どういうご用件でしょうか」と声をかけるのは失礼。
「よろしければ、ご用件を承ります」と、相手に判断をまかせる表現にしたい。
○「よろしければご用件を承ります」
×「お客様をお連れしました」
「お連れしました」では、子供を連れてきたようで、お客に対して失礼。
「案内する」を使い、「お客様をご案内しました」と言えば、自然に敬意が含まれる。
○「お客様をご案内しました」

-代表者ブログ, 国語力

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)