12月目前で中高生は定期考査に向けて勉強に勤しんでいます。もちろん、受験生は目の前の定期考査もさることながら、本番の受験に向けての追い込みの時期に入ってきました。
単に受験による進路選択ということだけではなく、進級・進学に向けても進路を選択する必要性があり、どの方向を選ぶのが正しいのかという相談を受けます。
確かに、極端な言い方をすればその選択が一生を左右しかねない場合もあったりするので、本人は元より保護者の方はかなり頭を悩ませています。
でも、自分のこれまでの人生を振り返って考えてみてください。仮に自分で選択を誤ったと思っていることがあった場合、その選択が間違っていたという理由は何ですか?その時に選ばなかった別の答えを選択していれば失敗していなかったという根拠はどこにあるんですか?
きっと誰もそれにきちんと答えられる人はいないはずです。だって、進路選択の答えに間違いなんてないんだから…。
選んだ道がすべて。それ以外の道はその時すでに存在しないものとなるのだから、存在しないものが正しいなんてこと自体があり得ないこと。もしその道が間違っていたのだというのなら、それはその選択した道を全力で生きていなかった証拠以外の何ものでもない。
じゃあ、その進路選択における答えをどうやって見つければいいのか?
答えは簡単です。
どの道を選べば、一番たくさんその子の笑顔を見ることができるのか?ということを基準に選んでみてください。どの道を選んでも多かれ少なかれ苦労や大変なことはあります。でも、それを乗り越えられる力は楽しいと感じられる時間がどれだけあり、その楽しさを共有できる仲間がどれだけいるかということだと思っています。
その時間と仲間の中にいれば、自然と笑顔になる時間は増えているはずです。そんな子どもの姿を想像してみてください。そこにきっと答えはあります。
どこの学校に入ったか?
どれだけ勉強できるか?
どれだけ手厚いサポートが受けられるか?
どれも大切な要素には違いありません。
でもそれ以上に、進路選択においては入り口よりも途中の過程と出口の方がもっと大切だということを忘れないでくださいね。