最近のスポーツ関係のニュースを見ていて、1つすごく気になったものがある。
野球界でのドラフト関係のニュース。
高校卒業後、メジャー挑戦を表明していた大谷選手が最終的にドラフトで強行1位指名をしていた日本ハムへの入団を決めたこと。
いろんな形でメディアで報じられているので、みなさんご存知のことだと思います。
日本ハムへの入団を決め、表明したことでいろんな形で賛否両論の意見が出ていることもご存知の通り。
特に、球界関係者の重鎮からの辛辣な意見がすごく気になりました。
まだ18歳の社会を知らない高校生が、自分の夢に向かい、考え、悩み抜いた末に出した答え。
紆余曲折しながらも、真剣に悩んで出した答えを周囲の大人はどうして尊重し、素直に認めてあげることができないのだろう?
悩んであたり前。
迷ってあたり前。
変わってあたり前。
大人の考えるルールからちょっとぐらいはみ出したからっていいじゃないか!!
それをしっかり受け止め、そこからさらに成長させてあげることが大人の役目じゃないか!!!!
昨日は星野監督が物申した。
今日は野村監督が吠えまくっている。
ちょっと大人げなくない?
たしかに褒められたことではないかもしれないけど、大の大人が、それも野球界の重鎮がそんなに目くじら立ててどうするの?
大谷選手個人を非難する発言もあれば、日本ハムのやり方を否定的にとらえる意見も多い。
そんな報道の中で、日本ハムの信念を貫いた行動を褒めている報道があった。
大リーグ挑戦を表明し、各チームが指名を回避する中で、唯一強行指名に出て、最終的に獲得を決めた日本ハム。
今回の一連の報道の中で、個人的にはこの報道に一番好意を感じ、賞賛を送りたいと思った。
他球団は今回のことを非難の対象とするのではなく、教訓として捉えて欲しい。
その中で、もし非難するならドラフトという制度そのものに対してであって、決して一個人の選手を非難の対象とすべきではないと思う。
ドラフトという制度も、契約に向けての交渉の流れも、最終的な契約に対する条件等も言ってみればすべて大人が決めたルールであり、大人の一方的な都合ばかり。
大の大人たちが自分たちの決めた大人の都合の中で子どもに振り回されてブツブツ言っているのは恥ずかしいのでは…!?
そんなことを思ったりした一連の報道でした。