今日、こんなニュースに目が留まりました。
毎日新聞が配信していた「福祉有償運送」サービス実態に関するニュース。
自分の知らない福祉の現場の実情と、サービス提供者にのしかかる負担の大きさを少しだけすることができました。
ほんと、知らないことばかりで恥ずかしい限りですが、ほんと福祉の分野は複雑すぎて難しいです。
そもそも「福祉有償運送」とは…。
『タクシーやバスでの外出が困難な障害者や高齢者を個別で送迎するサービス。講習を受けた有資格者が運転し、タクシーの半分以下を目安に料金設定することなどを条件に、NPOや社会福祉法人が自治体の許可を得てサービスを提供する。以前はボランティアだけだったが、06年の道路運送法改正で制度化され、実費を請求することが可能になった。県内では約60法人が登録し、車いすを固定するなどの機能を備えた福祉車両で運行している。』
このサービスは、障害者の方の家族の送り迎えの負担を軽減し、外出困難な人の買い物や通勤、通院を支えてくれるため、利用者の方には非常に好評なサービスとなっているらしい。
しかし、その反面、サービス提供者の負担はかなり大きいため、なかなか福祉サービスとしては定着しにくい(提供側)ようだ。
この記事の記者の方は、取材先の方とのやり取りを含めて、最後こう締めくくっていた。
『 「もうけが全くないのでやめる人も多い。これでは事業として発展しない」。柏木さんは苦い表情で言う。実費しか受け取れないため、フル稼働で依頼を受けても収益は月5万円ほど。ガソリン代や車の維持費を捻出するのがやっとだ。家族の負担も軽減され、サービス利用者には人気だし、ドライバーも「やりがいがある」と手応えを感じる。双方にとって魅力のある福祉有償運送。サービス定着と発展には、公的な補助など一層の工夫が求められている。』
単純にこの記事を読んだだけなので、まだまだこの福祉サービスの本質や大変さがちゃんとわかっているわけではないし、実際にこのサービスを受けている利用者の様子を見たこともない。
でも、その人たちの笑顔は頭に浮かんでくる。
とてもうれしそうな笑顔が…。
次回の茶屋町Let’s等の集まりで、こういった福祉サービスについて少しみなさんと討論してみたいなと思っています。