こんなニュースを見ました。
『タイのスラム街でも日本への募金活動』
リンク先で、配信されている映像を見ることができますので、ご覧になってみてください。
バンコク最大とも言われるスラム街であるクロントイ地区で、今回の地震や津波の被災者を支援するために募金活動が行なわれているそうです。
バンコクでも比較的中心部に近いこのエリア。
当時住んでいたエリアからも比較的近く、直接この地区に足を踏み入れてことはありませんが、車で側を通過したりしたことはあります。
この地区に代表されるようなスラム街でなくとも、華やかな通りから一本裏路地に入ると、狭い空間に人がひしめき合うようにして暮らす貧しい人たちがまだまだ多い国。
そこで暮らす人たちが、遠く離れた日本の被災者のために活動をしてくれている。
その善意は、近く海を越えて日本へ届けられるとのこと。
ニュースの中でも「額は小さいものの…」ってありますが、ここ日本で普通に生活していることから考えると、本当に想像もつかないぐらい人々は貧しい暮らしをしているのが現状。
1ヶ月の生活費が日本円にして、1万円はおろか数千円にも満たない額で生活している人たちがたくさんいます。
そんな暮らしを知っているだけに、この地区の人たちがしてくれる募金は、少額といっても本当に価値のあるものだと思えるし、それを快く出してくれていることに人々の優しさを感じます。
今回の被災者への義捐金は、日本各地からだけでなく世界各地から送られてきていて、日本赤十字社に寄せられたものだけで、1週間で223億円超にのぼっているそうだ。
本当にスゴイことだと思う。
そんな心温まるたくさんのニュースに混じって、愛知県で灯油8400リットルが盗まれるという事件が起こってニュースになっていた。
さらに気仙沼の信用金庫では、倒壊した建物の金庫内から現金約4000万円が盗まれるという事件まで起きていた。
つい先日、海外から震災後の日本の状況について「驚嘆する」「敬服する」「学ぶべきだ」などと褒められたばかりだっただけに、誰が取ったのかわからないけど、これがもし日本人による犯行だったとしたら、悲しいというかとても恥ずかしい話だ。
たくさんの善意が国内だけでなく、海を越えて届いているのに…。
海を越えて…