『和顔愛語』。
この四字熟語自体は知っていました。読み方は『わがんあいご』。と認識していました。
この言葉を演題とする講演を伺う機会があり、それに合わせて改めてこの言葉を調べてみたら、元々、仏教用語で、仏教用語としては『わげんあいご』と読むのだそうです。誤解のないように言っておきますが、一般的には『わがんあいご』という読み方が正しいので、どちらも知っておいてください。
さてさて、本題ですが、この言葉の意味は、『和やかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接すること』。
これを日常の生活の中で実践することで、自分もまわりの人も幸せになれるという素敵な言葉。
実は、この言葉には続く言葉があるそうです。それが『先意承問』(せんいじょうもん)。
この言葉の意味は、『相手の気持ちを先に察して、その望みを受け取り、自分が満たしてあげる』という意味だそうです。
すなわち、『和顔愛語 先意承問』とは、『和やかな顔と思いやりの言葉で人に接し、相手の気持ちをいたわり、先に相手の気持ちを察して、相手のために何ができるかを考え、自分の力を相手のためにそそぐ』と言った意味になります。
その講演会で話をしてくださった先生が、まさに『和顔愛語』という言葉がピッタリの方。素敵な講演が聞け、とても勉強になりました。
教えが実践できるように心掛け、日々の生活を送れるようになりたいと思います。