学習場面の中で
「わかりません。」
が、なかなか言えない子が多い。
その理由はいろいろ考えられる。
聞くことが恥ずかしい子。
他の子の目が気になる子。
何を質問すればいいかわからない子。
自分がわかっていなことに気付いてない子。
わからないことを認められないプライドの高い子。
「わからない。」と言うことで怒られるのが嫌な子。
いずれの場合も、学習環境を整えることでその問題は解決できると考えます。特に、最後に挙げた『「わからない。」と聞く=怒られる』と思っている子は、ある種、その子の学ぶ権利が奪われているのも同じことで、とってもかわいそうなこと。わからないことがあるからこそ勉強をしているのであり、その過程において、わからないことがあるなんてすごくあたり前のことなのに、それで怒られていては子どもたちが聞けなくなっても当然のこと。
別に、学習場面の中で怒ってはいけないと言っているのではありません。その前段階で、本人が一生懸命がんばった結果、わからないことがあった場合には安心して「わかりません。」と言って聞ける学習環境を作ることで学びの広がりは全然変わってきます。
それができないことで、わからないことをどんどん溜めてしまったり、わかったフリが得意な子になってしまったり、そもそも学習意欲そのものを失ってしまったりしていたとしたら…。
自分のできることだけやって、苦手なことには取り組もうとしなくなったり、ひどい場合にはインチキや誤魔化しをしたりして、その場を取り繕うことばかり考えるようになって、その子の成長の芽はそこまでになってしまいます。
「わかりません。」と素直に聞けることは成長のためにとても大切なことであり、学習場面では絶対必要なこと。
まずは、そんな学習環境をしっかり構築して、素直に聞ける子に育てることが大切ですよ♪♪