モラルジレンマ

先日テレビを見ていると、現在の学校の現場での道徳教育でこういった形の授業が進められているということを初めて知った。改めて自分の勉強不足を痛感した…。

この“モラルジレンマ”について詳しく調べてみると以下のような内容だった。(資料より一部抜粋)

『(1)モラルジレンマ授業は道徳的判断力を道徳的実践力の中核に据えています。
(2)モラルジレンマ授業はコールバーグの道徳性認知発達理論に基づくものです。それによれば,道徳的なものの見方・考え方は「自分の欲求を第1の判断基準とする考え方」から「罰を避けることを重視する考え方」へ,さらには「損得を判断基準とする考え方」へ,そして「よりよい人間関係を大切にするよい子志向」へ・・・と段階的に発達すると考えられます。(→表1)

ア、「道徳的なものの見方・考え方」とは道徳性の発達に裏打ちされたその時期特有の考え方です。
イ、コールバーグは「道徳性」を,何が正しいかによって行動するといった行動のうちに求めるのではなく,何が善で,正しいのかを判断するその理由付けの中に生起するとみなしています。』

もっと詳しい内容が知りたい方はこちらでどうぞ。

たしかに道徳教育には1つの明快な答えはないため、こうした「考えさせて自分自身の答えに辿りつかせる」ことと「人の意見を受け入れ、相手の立場を理解する」という授業の進め方は非常に有効であると思います。

そして、今の子どもたちはいろんな意味で考える力が不足しています。自分でいろいろ考えて、自分なりの1つの考えを導き出す。この手法は他教科でも十分に通用するし、それ以上に必要な内容だと思います。

こういった指導方法を主要教科の指導の中にどうやって組み込んでいけばもっと子どもたちの力を伸ばしてあげることが出来るか?自分なりの答えを見つけられるようにがんばってみたいと思います。

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