水の重さ

水1リットルの重さを知ってますか?
「バカにすんなよ!それぐらい知ってるよ!!」とお怒りの声が聞こえてきそうですが…。
もし自分がこの質問をされたら、迷わず「1kg」と答えます。
通常の一般常識では、水1リットルは1000cc。水1ccは1gだから、水1リットルは1000g=1kgですよね。中学生でも知っていることです。でもこの常識が間違っているとしたら…。
私たちが日常使っている長さと重さの基準になっているのは、メートル原器とキログラム原器です。
『1m』は、地球の子午線の極から赤道までの長さの1000万分の1の長さ、『1kg』は摂氏4℃の水、1000c㎥の重さと決められています。
この原器が最初に作られたのは、1799年6月22日。
その後、1889年に新たなキログラム原器が作られたのですが、そのときすでに、水1kgの体積は1000c㎥ではなく、1000.028c㎥だということが分かっていたそうです。
しかしそのときに、これに合わせてキログラム原器が修正されることはなかったそうです。
ということは、水1リットルは1000c㎥ですから1kgとはならないのです。
厳密に言うと、水1リットルは0.999972kgになるそうです。
それと同様に、一般的に水の沸点は100℃といわれていますが、これも間違いだとか…。正確には、99.974℃だそうです。
よほど精密な実験器具による実験をを行なわない限りこんなわずかな誤差は見つけられるわけないですよね。
だから一般的には誤差の範囲内として扱って、一般常識として教えているのだと思います。
じゃないと、子供たちにウソを教えていることになってしまう……
今回もあまり必要ない雑学知識。
でも覚えておいても決して損にはなりませんよ♪

-代表者ブログ, 雑学

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