脳を働かせる

受験がどんどん近付いています。
受験生のみんなは受験に向けて、テストでしっかり点数が取れるように勉強することも大切ですが、テスト本番で自分の力を最大限発揮できるような環境作りを今からしっかりとしておくことが大切です。
そのために必要なことは、「朝型の生活リズム」と「朝食を摂る」という2点です。
このことはよく言われることですが、今回はその根拠についてのお話を少々。
まず、「朝型の生活リズム」についてですが、もちろんどの受験を見ても、基本的にテストは朝から始まります。
夜型人間の生活リズムに合わせて、夜中にテストをしてくれるような学校はありません。
そういった意味でも、実際のテストの時間帯に合わせて脳がしっかり活動してくれるようにしておくことは最低限の準備です。
加えて、人間の脳は午前中が最もよく働くようにできています。
それも、朝食を摂った後に働きがぐっと上がり、そこをピークに夜に向けて緩やかに下がっていくそうです。
すなわち、脳が一番よく働く時間は朝であり、この働きをよりよくするために重要なのが「朝食を摂る」ということになります。
ただ、朝起きて活動していても、朝食を摂っていなければ脳が働いてくれないのであまり意味がありません。
それでは、朝食には何を食べればいいのか?
脳に必要な栄養分は糖分です。
基本的には、血糖値を上げることで脳は活性化させることができるので、時間のない中で脳に栄養を送ろうと思ったらアメやチョコレートなどの糖分の多いものを食べるだけでもOKです。
しかし、脳はその糖分(ブドウ糖)を貯め込んでおくことができないので、糖分だけを摂ったのでは一時的には血糖値を上げることができても、それを持続させることは非常に難しいので、きちんと長時間にわたって血糖値を上げておくためには糖分(ブドウ糖)の素となるデンプンを摂ることが必要です。
だから朝食には、パンやご飯、麺類が向いていて、中でもご飯が消化の遅さから、より長い時間にわたって血糖値を保つには最適ということになります。
そういう意味では、日本人が昔から食べていたご飯に味噌汁というメニューは最強の朝食ということになりますね。
もちろん、当日だけこれを意識して行なっても効果は薄いと思うので、今から毎日「朝型のリズム」と「朝食(ご飯)を食べる」という2つのことを行なって体を慣らし、脳を最高に働かせることのできる状態で受験に臨めるように準備しましょう!!

-雑学

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)