こんにちは!タイトルはちょっぴり“どんだけ~”みたいな言い方で読んでいただければ幸い(災い?)です(笑)。今日は金光教室の集団療育で取り組んでいる4目並べをご紹介いたします。
皆さんの中には小学生の時に遊ばれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?用意する物は至って簡単です。
4✕4=16マスの線を引いた紙と色のちがうコマ2種類(各4つずつ)計8個。これだけあれば遊べます。
金光教室では、オセロのコマを使い、こんな風に遊んでいます。
たまたまですが、対戦してる二人の服もオセロのコマみたいな色彩ですね~。学校帰りですから当然の色合いなだけですが・・・。
遊び方ですが、二人で向き合い、お互いのコマの色を決め、一番手前のマスにそれぞれてれこ(こちら側:白、黒、白、黒で相手側:黒、白、黒、白のイメージです。)に置いて、順番を決め、一回につき縦か横に一マスずつ動かしていきます。
ルール・・・斜めにコマを動かすことはできません。
勝負の付け方は、縦、横、斜めのいずれかに、先に4つの自分の色のコマを揃えた方が勝ちです。
一見簡単に思えるかもしれませんが、意外と想像よりも頭を使います。なにしろ、攻めながら相手に揃えられないよう、防御も考えなければなりませんから!
しかも縦、横、斜めの可能性も考えなければなりません。
この写真ではHくんとKくんの小3と小1の対戦でしたが、勝ったり負けたり、好ゲームでした。しかもまだやりたい、もっとやりたいというお互いの要望もあり、この後の自由遊びの時も約30分対戦し続けていました。
このゲームで一番必要になってくるのは、ボード全体を見ることです。
中には、全体より気になる細部にこだわり注目してしまう子どもさんもいます。これは“特性”ですから言葉でいくら「全体に注目して」と言ったからといって、容易に注目できるものではありません。
しかし、本人の興味があるもので楽しい、負けたくないという気持ちで遊んでいると、細部よりも全体に注目する意識が芽生えやすくなります。
この4目並べでは、知覚数(目で見てすぐわかる数。5までと言われています。)の範囲内で自分のコマを揃えたり、相手のコマが揃うことにも全体へ注目し気づきやすい遊びです。
私が子どもと遊ぶ時、後一手で勝つことに気づかず防御せず、攻めに気をとられている子には、「え~、ホントにいいの?」と敢えて相手の子が考える機会を作るようにしています。その一言で「あっ、ダメダメ!」と気付き、慌てて防御します。
中には、2手先を詠み、勝負がつく前から「もう俺の勝ち」「もうダメ、まけるわあ」なんていう子もいます。よくわかってるな~と感心することがあります。
もちろん、オセロ等も全体をしっかり見ていかなければ勝てませんが、まずはコマ数の少ないものから無理なくその子の様子に合わせた形にしてあげることが大事になります。
この4目並べ、ぜひご家庭でも遊んでみてください。意外と子どもさんの思考力に驚かされることがありますよ。
では、今日はこのあたりで!
ハッピーハロウィ~ン★◯★◯★