先週の木曜日から土曜日まで3夜連続で放映されたドラマ『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』。
ご覧になりましたか?
番組公式HPはこちら。 → ブラックボード~時代と戦った教師たち~
といいつつ、今日やっと第一夜の放映分を見たところですが…。(苦笑)
いろいろな歴史的背景の中で変遷していく教育事情。
その中で、時代や子どもたちや自分自身と戦う教師の姿をブラックボード(黒板)に書かれた一つの言葉を軸に話は展開してく。
今回見た第一夜分は、戦中戦後における教育現場での教師の葛藤と国に翻弄される子どもたちや人々の様子が描かれていたが、いろいろと考えさせられるところがあった。
長年、教育に携わっていると、いろんな意味で形作られてしまうことがたくさんあり、良くも悪くもそれが先生としてのスタイルになってしまうことが多い。
子どもたちの成長を願いながら、教える側が凝り固まった考えでそれをあたりまえにしてしまうと、時には子どもたちの成長を妨げているのは自分自身になってしまうこともある。
ただ、本人がそのことに気付いていないのが一番の問題なのだが…。
教育の仕事をしていく上で大事なことは、変わることの信念というか思いをきちんと持っておくこと。
それと同時に、子どもたちの置かれている状況や環境、現状や必要性に応じて、どんどん変えていける柔軟性を持っておくこと。
変わらずに変わる。
この相矛盾する形をうまく自分自身の中に取り込んでいくことが一番大切なことだと思うし、それ無くして子どもたちとの間に信頼関係は築くことができないだろう。
ちょっとドラマの内容からは脱線しちゃったけど、第一夜を見てそんなことを改めて感じたのであった。
ドラマの構成が第二夜、第三夜と時代の流れとともに教育現場の変遷を踏まえているので、そういった意味でどうつながっていき、その三話を通して、どういうテーマを伝えたいのかというのを考えながら見てみたい。
そういった意味で、ちょっと楽しみに続きが見てみたい。
その時間をいつ確保するかが一番の問題だが…。(笑)