海を越えて

鎖国体制下の日本において、いち早く海の向こうの世界を見ていた龍馬。
彼のその世界観と大らかさはどこから生まれたんだろう…?
ここまでの龍馬伝を見てきても、なかなかつかめない。
自分のようなスケールの小さな人間には漠然とはわかっても、その本質の部分を推し量ることは難しい…。
今日でちょうど25話。
ドラマの中でおりょうに笑顔を教えるために龍馬が“海(うみ)”という言葉を使ったあたりを見ても、龍馬と海のつながりをとても大切に描こうとしてることがわかる。
龍馬が生きていた時代に比べたらものすごく自由な時代に生きているにもかかわらず、海の向こうに目を向けようとしなかった10代の自分を今振り返ってみると「もったいないことをしたなぁ…」と感じる。
もっと早く海の向こうに目を向けられていたら、今頃どんな人生を生きていたんだろう?と…。
龍馬の自由奔放な生き方をうらやましいと思うと同時に、龍馬の生きた時代と違って自分の思いとがんばり次第でなんとでもなる今のこの時代を生きられていることを感謝し、もっともっと真剣に生きなきゃ…とも思う。
逆に、今のこの自由な時代にもし龍馬が生きていたら、一体どんな生き方をしていたんだろう?という興味も湧いてくる。
きっと、この時代に生きていても、海の向こうを目指して生きていたんだろうなぁ…。
またいつか海を越えて……。

-テレビ

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