このこところの冷え込んだ経済状況の中でデフレが懸念されている日本だが、北朝鮮では公式発表はされていないものの、“デノミネーション”が行われて国内は大混乱しているらしい。
なんてニュースを読んでみても、この“デノミネーション” という言葉を知らないので、どんな状況なのかイマイチよく分からない…。
デフレーション、インフレーションなんて言葉は社会の授業でも勉強したし、よく聞く言葉なので知っているが、この言葉は聞いたことがない。
ということで、さっそく調べてみました。
『デノミネーション』
デノミネーション (denomination) とは、通貨の単位を表わす言葉である。日本語においては、それを切り下げる、もしくは切り上げることとして使われることもある。国内のすべての資産と負債に対して行われる。インフレーションなどにより金額表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために行われる。国の負債が増えることにより、海外に対する通貨価値が下がったりした場合にも行われる。デノミと省略されることが多い。(出典:フリー百科事典『ウィキペデイア(Wikipedia)』
結局、政府がきちんと政治を行ない、その責任を果たさなかったツケを国民が払わされるということ。
それも特権階級や朝鮮労働党の幹部にはほとんど影響がなく、一般市民がそのツケのほとんどを払わされる。
それに、苦労して貯めたお金がその価値を失い、紙くず同然になってしまうのだから混乱は必至だ。
国がそんな政策をしていて、国民に国を信頼しろと言っても無理な話。
北朝鮮という国事態がいろんな意味ですでに飽和状態にきている気がする。
ただ、現在の日本も他国のそんな状況を対岸の火事のようにのんびり眺めているわけにはいかないはず。
ここのところの政治に関するニュースや国会中継を見ていて、今の先行き不透明な政治情勢とこの不況の中で、きちんとした形で国の舵取りをしていかないと日本もどうなってしまうかわかったものではない。
北朝鮮とまではいかないものの、末期症状とも言うべき今の日本…。
国民を犠牲にするような政策がとられることのないことを願うばかりである。
デノミネーション