今日の授業でYくんの家に行き、会って開口一番Yくんが言いました。
「先生、オレ、これからちゃんと勉強するわ。」
突然の発言にビックリしながらも、発言の意図はだいたいわかってたんですが、とりあえず「どうしたの?」と聞いてみると…。
案の定、今日の課題テストのできがかなりよろしくなかったみたい
それで、自分でも「これじゃダメだ!!」と思い、ちゃんと勉強する気になったようだ。
実際に授業に入ってテストを見せてもらうと、まぁ見事にミスばかり…。
単純に考えても19点は損をしてる計算。
だって、一緒に見直ししたら、簡単にスラスラ解けちゃうんだもん。(苦笑)
あ~ぁ、もったいない…
でも今までだったら何だかんだ言い訳しながらがんばる気をあまり見せなかったのに、今回は自分の中でかなり思うところもあったみたいで、ほんといつもとは力の入り方が違ってました。
子どもたちにいくら勉強をがんばってもらおうと思っても、最終的には本人の中で意識が変わらないことにはどうにもならないこと。
そして、当たり前のことだけど、この“意識改革”が一番難しい…。
保護者の中にはここをすっ飛ばして『結果』を求められる方もいるが、それは例えできたとしても一時的なものか、他者から作られた力であって本当の意味での本人の力ではない。
裏を返せば、この“意識改革”がきちんとできれば、そこから先は子どもたちは自分の力で自分の選んだ道をどんどん進んでいく力を身に付けることができる。
そんな子どもたちに育てていきたいといつも思っている。
そして、そこまでいくにはかなりの時間が必要で、その時間を本人と保護者の方と一緒に耐えながらがんばっていくことが必要不可欠。
その部分の共通理解を大切にして、子どもたちの成長へとつなげていきたい。