英語の考査対策で苦肉の策に出るものの…

定期考査真っ最中の中学生と高校生。各先生方も、本人やご家庭のご希望に可能な限り対応して、時間の変更や回数増で対策に取り組んでくれています。

本日午後一番に、考査の一日目を終えたIくんが二日目の対策のために授業に来ました。普段の授業が数学中心(もちろん、可能であれば他の教科もしたいのですが、実質、数学だけで手一杯で…)で、前回の授業も数学の考査対策にすべての時間を費やしました。

その数学が、考査一日目の本日終わり、「どうだった?」と聞くと「半分は埋めれた(←本人のこれまでの出来から見たら格段の進歩)。」との返事。埋めた数と点数は比例するわけではないので、実際の出来は答案が返ってきてのお楽しみですが…。

となると、今日からの考査対策は必然的に明日以降に試験がある教科。ちなみに明日の試験は“技術・家庭科”、“英語”、“保健体育”。

のはずなのに…。

当の本人は、「先生、国語のプリントください!!」とやる気満々。でも、それを聞いてこちらは「???」状態。「明日、国語はないけど…」というと、今度は本人が「エッ…!?!?」と驚き状態。彼が驚いていることにこちらは驚き。本人は、少しでも国語をがんばろうと思ったわけではなく、明日国語があると思ってたみたい。時間割すら把握できていないなんて…。^^;

ということで、まずは国語の勉強道具を片付けさせて、明日の英語で少しでも点数が取れるようにするための対策スタート。

が…。

今回の試験の範囲のメインは『不定詞』の3用法。そもそも英語が嫌いで、単語を覚えることが苦手な子が付け焼刃でなんとかできるような内容ではありません。そこで、苦肉の策で、不定詞はすべて棄てて、試験範囲内の会話表現一本(それも穴埋めと並べ替え)に絞り、具体的な問題を解きながら、解説と反復に終始しました。

もちろん、それだけで点数が取れるほど簡単なものではないので、家に帰ってから反復練習するように問題のプリントを渡して学習の指示は出しておきましたが、本人が自分なりに少しでも点数を伸ばせるようにそれにどれだけ真剣に取り組んでくれるやら…。

指導としては決して褒められたやり方ではないですが、限りある時間との闘いの中で目標達成に向けて優先順位を決めて進めていくしかないのである程度は仕方ないと割り切ってやるしかありません。でも、そんな中で少しでも本人の自信や達成感につながるような結果が出せるように苦肉と言えど策を講じて対策し、取り組むのが我々の仕事。

Iくんが、明日最善を尽くして来てくれることを願うばかり。というか、今このときも、明日に向けてがんばってくれていることを願ってます☆

20151202001

明日の夜は考査最終日に向けて、またIくんとがんばります!!(明日こそ、きっと国語の勉強。笑)

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