指導者の条件

東洋経済オンラインの記事で、気になる言葉を見つけ、さっそく読んでみました。

松下幸之助が考えた「指導者の条件」とは?

その答えに行きつく前に、『指導者の条件』としていろんな話が書かれていました。その中に、まず、論語に記されている指導者の条件というのを読んで愕然としました。

指導者は、「温・良・恭・倹・譲」がないといけない。「温厚で、善良で、恭順で、倹素で、謙虚であること」とあるし、また、「九思が必要である。九思とは、明・聡・温・恭・忠・敬・問・難・義」を言う。「物を見るには細かいところまで見届け、聞くときにははっきりと、顔つきはおだやかに、身ぶりはつつましく、物言うときは真心込めて、仕事をするには注意深く、わからない点は質問を怠らず、腹が立っても後難を考え、最期にいちばん大事なのは、利益を前にしてそれが正当かどうかを一度考えてみること」とも言っている。

5つの条件、一つも当てはまっていない…。

後半の九思もどれもダメ……。

孔子にしてみれば「お前は指導者たるに値しない!!」と言ったところでしょうか。(苦笑)

さて、本題の松下幸之助さんの言わんとする『指導者の条件』はその著書にもあるように102もの条件があるそうです。論語の5+9で14すら全然ダメな人間に102なんて条件は論外です↓↓。(T_T)

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でも、普通に考えて102もの項目なんて気の遠くなるような話の中で、とある取材の際に一人の記者が松下幸之助さんにこう聞いたそうです。

「指導者にとって、ただひとつ、必要な条件、これだけは、絶対に持っていなければならない条件をひとつだけ挙げて頂けませんでしょうか?」と。

その問いに対する松下幸之助さんの答えは

「う~ん、そうですなあ、ひとつね、ひとつだけですな。ま、ひとつだけ指導者に必要な条件を挙げよと言われれば、それは、自分より優れた人を使えるということですな。そう、これだけで十分ですわ」

だったそうです。

今の仕事の先を見た時、“後進育成”というのは必須であり、避けられない条件。そのためには指導は必要なのですが、指導者としての資質は無いに等しいことがわかってしまい、「さて、どうしたものか…?」と思案中。。。

まずは、この本を購入して、勉強するところから始めましょうか。(笑)

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