学校給食での牛乳を巡って問題が紛糾しているのをご存知ですか?
新潟県三条市内にあるすべての小・中学校が、試験的に牛乳を給食メニューから外すことを決めたことを受け、賛否両論、いろんな意見が飛び交っている。
報道によると、同市では「食育」に力を入れ、主食をすべてご飯にする“完全米飯給食”を導入した上で汁物は味噌汁と徹底して和食中心の献立にこだわっており、そのメニューに牛乳は合わないという議論になったようだ。
個人的には決して好きではない牛乳。廃止になるならそれでも全然かまわないが、学校給食の本来の目的から考えると、子どもたちの成長のためには必要なんじゃないかな?って思うので廃止すべきではないと思う。
牛乳廃止賛成派の意見の中には、和食に牛乳は合わないとか正しい味覚を覚える云々なんてことを言っているようだが、そんなこと学校給食はもとめてないんじゃないの?って聞きたい。そしてもっと言うなら、和食を食べても食後にコーヒー飲む大人はどうなの?和食とコーヒーは合うの?そこに大差ないんじゃない?って思う。
それに、子どもたちの心身の健全な発育のために学校給食を行なうというのが本来の趣旨だから、年間何十億円もの給食費未払い問題が起こってそれを税金で補てんしつつも続けている制度じゃないの?だったら、正しい味覚や食べ方のバランス以前に栄養素のバランスとコストパフォーマンスを優先させるメニューであっても仕方ないと思うのは私だけだろうか?
加えていえば、学校給食の現場では、どうせ飲まない生徒は飲んでないんだから別にいいんじゃない?って思ってしまう。強制力のないものに違う強制力を持たせようとすること自体がナンセンスだと思えて仕方ない。給食は学校教育の一環。食育としての本来の目的を逸脱したところで、それを意図しない大人の意見で左右されるべきものではないものだとも思う。
あなたはどう思いますか?